退位特例法案、政府5月提出へ。国会見解を反映

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このニュースは今上陛下がお疲れになったからもうお休みになりたいという話じゃありません。
陛下の本来のお勤めは祈られる事ですから。
宮中祭祀。
これは大変なご負担なのでそこに集中されたいという事です。
誰のために祈るのか?
皆さんと僕らのためにお祈りになる。
それが日本の国の根本ですから。
ご自分の事は一切お祈りにならない。
美味しいもの食べたいとか長生きしたいとかそういう事は一切お祈りにならずに私たちのためだけにお祈りになる。
それが本来の天皇陛下のお姿。
それは天皇陛下がお決めになったんじゃなくて僕たちが築いてきた日本の文化なんです。
日本の国体、日本の根っこ。
それがご譲位なさりたいというお気持ちの表明なんですが、この記事に出てきた「一代限りの特例法案にする」という事には賛成です。

ところが野田元総理が中心になって「政府の方針はダメだダメだ」とずっと言ってるから大島衆院議長が心配をして「国会に争いが持ち込まれ、天皇陛下を巡って醜い争いになっちゃいけない」という事で何とか妥協を図ろうとした。
そのこと自体は正しいです。
ですが問題なのはその妥協の結果どういう取り纏めになったかというと皇位継承を安定させるために女性宮家の創立を検討するという言葉が入ってる。

女性宮家は野田元総理がずっと主張してきた事で、これは基本的には女系天皇まで許容する考え方です。
女性天皇は今までもいらっしゃいます。
それは何も問題ありません。
これが女系になる、母方になるって事はどなたでも結婚できることになり王朝の終わりです。
つまり日本が一旦終わる事。
他の国と同じになってしまう事なんですよ。

女性宮家の創設というのは「それだけだ」と言ってる人が自民党の中にも居たりしますが、これは女性宮家をきっかけにして女系の天皇陛下を認めるという基本的な考え方。
それに対してもちろん皇位継承は実は昔も非常に不安定になった事があります。
つまり天皇陛下に奥様以外の女性がいらしてそこから男の子が生まれる時代でも非常に不安定になった。
つまり人が足りなくなって遠くの遠くの遠くの親戚から男系を持ってきて即位して頂いた歴史も日本にはある。
だから僕や沢山の人が考えてる事は旧宮家を復活させるという事。
それは勅語と同じで要するに占領軍が考えたのは日本の根幹は皇室だからそれを弱めようとし、または日本はアジアではもともと人口が多い方だからなるべく子供を産ませないようにしたのが今の少子化。
「若い人の意識が変わって結婚もしないし子供も産まないからだ」って今の政府のせいにされてるけど違います。
最初から占領軍が産児制限、避妊具を使う事も含めて「子供はなるべく産まない方がいいんだ」という事を占領時代に刷り込んだ。
当時の行政、学校教育も人々の性に対する意識も全部含めて占領軍が刷り込んだことが今の少子化になってるので若い世代のせいじゃないです。
そうやってGHQが占領政策としてやってきた事を克服するのが祖国をまともに蘇らせる事なのであって、天皇を巡る問題もそういうところを一番考えるべきです。
そうすると皇位の継承に関して宮家を多く廃止したのも皇室を弱らしめる、もっと言うと今僕らが直面しつつあるように皇位継承者の男子が少なくなっていき、やがて居なくなるというのを見通した占領政策だった。
これは僕らもハッキリ学校教育で教わらなきゃいけないし国会でもその事を議論しなきゃいけない。

あの時占領軍は何故天皇陛下に「東京裁判に来てください」と言わなかったか。
或いは天皇陛下の戦争責任は除外した。
それはどうしてかというとあの時やってたら日本国民は立ち上がりましたよ。
帝国陸海軍が崩壊しても国民が本当に竹やり持ってでも最後の1人まで抵抗しましたよ。
いやそれはもちろん仮定の話だけど、それは消えてないんです日本国の中から、そこだけは。
それぐらい大切なご存在なんですよ。

女性宮家の創設はそもそも書いちゃいけないけどどうしても書くんだったら旧宮家の復活と合わせて書かなきゃいけないのに、旧宮家の復活は一言も書いてなくて「女性宮家の創設を検討する」と明記されてしまった。
そしてさらにその報告の時期について一部の党は「期限設けるな」、一部の党は「一年以内」。
要は自由民主党は「せめて期限は設けないようにしよう」、つまり「検討した結果、女性宮家を作りましょう」となった時に自民党は時間稼ぎをして何となくふにゃふにゃにしようとしてる。
これは情けない話。
野党は「一年以内に出せ」と旧宮家の復活という選択肢を全然排除した上でやってて、これは物凄く偏ってる。
これは国民が議論しなきゃいけない、国会で論議しなきゃいけない一番重大な点なのにそこをスポンと外す。
これはもうほとんど企みと言っていい。
関連書籍 伏見宮─もうひとつの天皇家
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