安倍首相、ヨーロッパ歴訪へ出発

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こんな珍しい外遊は無い。
本当は外遊という言葉もやめた方がよくて、海外出張です。

総理大臣の海外出張はもちろん珍しくないんだけどこういう形でヨーロッパに行く日本の総理大臣は有史以来初めてじゃないですか?
というのはヨーロッパはドイツのメルケル首相もフランスのオランド大統領も、そして本当はイギリスのメイ首相まで含めて主要国はみんなトランプ問題で頭を抱えてる。
その証拠にこの間メルケルさんが行って有名になったシーンがあるでしょ。
後ろに暖炉があって必ず合衆国大統領が決まったところに座り、もう一方にお客さんが座る。
この場所はカメラがものすごくあって世界中に発信する場所です。
そこで普通は必ず握手するじゃないですか?
というかしなかったことは無いです一度も。
だからカメラの人たちが困って「握手してください」と言ったんですよ。
それであの強かで気の強いメルケルさんが何となくおずおずした感じで「握手します?」みたいな感じで呼びかけた。
そしたら聞こえないふりをした、トランプ大統領が。
目を疑いましたよ。
メルケルさんの事が嫌いだというのをハッキリと全身で表した、アメリカに呼んでおいて。
これは空前絶後の事態。

今のヨーロッパの盟主は本当はとっくにイギリスではなくてドイツが事実上盟主です。
そのヨーロッパの盟主をコケにした。
その前からトランプさんを一体どう扱えばいいか分からなくて、その中で安倍総理だけがトランプさんといい関係を築いてる。
今度ヨーロッパでサミットやるんだけどその前に「来てほしい」と水面下で言ってきてる。
そこでトランプさんとの付き合い方を教えてほしい。
当然トランプさんもサミットに来ますから、ヨーロッパとしたら恥の上塗りになりたくないし大揉めになりたくない。
でも言うべきはちゃんと言わなきゃいけない。
これは重大な事で、日本の安倍総理がトランプさんと会ってぺこぺこしただけだったらこんな風には絶対ならない。
仲良くしてるのに言いたいことをちゃんと言う。
例えば「日本の自動車は何も不当な貿易をやってない。アメリカはむしろ努力すべきだ」という事もちゃんと言ってるし「日本は日米安保条約にただ乗りしてるんじゃなくて大きな負担をきちんと負っててアメリカに言われる筋合いはない」と、会談の中身までヨーロッパのインテリジェンスも動いて把握した結果、日本は結構言いたい事を言ってるのにトランプさんは怒らずに安倍さんと27ホールもゴルフした。
握手もしてもらえないメルケル首相と物凄い差がある。
だからどうしたらいいのか?という事をサミットになってからじゃ遅いから事前に「どうぞおいで下さいませんか?」という事で行く。

ヨーロッパが「来てほしい」とおねだりするのは有史以来初めて。
戦争に負ける前の強かった日本でもこんな事は無い。
その意義を全然記事に書いてない。

このニュースの核は「トランプさんと仲良くするためのアドバイスが聞きたいんだったらサミットの主要議題に中国の問題や北朝鮮の問題を入れろ」という事を実質いわばバーターで要求するという内容の記事をさりげなく、意義付けもしないまま載せてるんだけどこれはサミットの長い歴史の中でも初めての事だと思う。
関連書籍 世界最強の女帝 メルケルの謎 (文春新書)
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