「10日閣議決定難しい」共謀罪法案、自民・竹下国対委員長

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共謀罪という言葉が独り歩きする。
居酒屋で話してても捕まるのか?
或いは一般の集団だったのに途中から何か計画して捕まるのは共謀になるのか?
それは矛盾じゃないのか?
みたいな変な事を言ってる。

基本に立ち返るというか国会がそういうレッテル貼りしかしない異常な状況になってる。
一番基本にだけ立ち返っておく必要があると思う。
これ正式には「組織犯罪集団に係わる実行準備行為を伴う犯罪遂行の計画罪」という罪を新しい犯罪類型として新設し、それに対する適用なわけです。
つまり実行準備を伴う犯罪遂行計画がここでの法律の対象なんです。
まあ居酒屋で実行準備しても結構ですよ。
「お前包丁持ったか?」「持ったよ」「じゃあこれから何時何分どこで」ってビール片手にやりたければやればいい。
これも犯罪の準備。
だけど普通成功しようと思ったらそれしないんですよ。
そういうレベルのまず基本的な法律の性格を無視した議論を国会で延々として時間と税金を無駄遣いするというのがまず一点。

もう一つはその結果この法律は本当に有効なのか?逆に。
その問いが無い。
つまり通称共謀罪を成立させるとテロの準備に本当に予防効果があるのか?
或いはそれで適用できるのか?

一つの問いとしてまず実行されてしまった刑事犯罪でさえ今検挙率が30%台。
つまり日本においては現行の警察体制で元々世界一と言われていたんだけど著しく検挙率が下がってる。
そこに、犯しても居ない犯罪を取り締まる法律を作って有効なんだろうか?という問いがあってそういうところから国会がきちんと議論してくれれば良いんだけど実際の国会はそうなってない。
まずこの点を問題提起したい。

この共謀罪は何度も廃案になってる。
特に小泉政権の時、小泉さんが郵政選挙で勝って自民党が圧倒的多数を持っていたにもかかわらずあの時もかなり枝葉の議論に終始してしまって例えば「瞬きと目配せはどう違うんだ?」とか言って随分詰め寄ったりしてそれで結局廃案になった。
そういうものが今度は名前を変えて出てきた。
例えば朝日新聞は「テロと組織犯罪と言ってる割にはテロの定義を明確にしてない」と言ってる。
だけどテレビや国会で行われてる事と逆の問い掛けを僕はしたいんだけど結局元々対象になる犯罪は600あると言われてたのが、「居酒屋でもどうなんだこうなんだ」の流れの中で200数十にまで絞り込んだ。
犯罪の対象をそれだけ絞り込むだけじゃなくて「今回は一般団体が対象ではありませんよ。組織集団を対象にしてますよ」という事を言ってるんだけどその組織犯罪集団というのは例えば暴力団であったり或いは過激派と言われる人たち。
こういう人たちだけをじゃあ対象にするの?
そうすると例えばかつてのオウム真理教みたいなもの。
こういうものは想定されないんですか?
あれは宗教教団です。
一般的な団体だったものが実はテロを計画してたという事でしょ?
だけどじゃあ端から一般団体は対象でないかのようにしてしまうんだったらああいう事は防げない。
そうするとこの法律に一体何の意味があるの?という事になっちゃうんですよ。
だから対象を絞り込むという事のむしろ罠というのがある。
僕たちが考えなきゃいけないのはどういう事に備えてのこれは法律なんですか?と。
今、国際的なテロが蔓延してる。
そうするとテロ集団とか組織犯罪集団って物が日本国内に実態としてある訳じゃない。
無くて、例えばインターネットや何かで繋がってある個人が国際的なバーチャルに近いネットワークの中でもテロを起こし得るような事になってる。
こういう時代になった時にとにかく一般団体は全部排除。
要するに組織犯罪集団がターゲット。
そうすると「これこれこの事項だけが」と言うんだったらむしろ今までの法律でやれるでしょ?という事なんですよ。
例えば指定暴力団は国が指定してるわけでしょ?
既に犯罪集団だと認定を受けてる団体でそれに対する法律は意味が無い。
例えば振り込み詐欺。
実際に今振り込み詐欺はいくら出てるの?という話。
もう400億とかじゃないかな?
400億と言ったら一つの業界団体、一つのビジネスですよ。
そのビジネスモデルがもう成功してるから賢い人でも全然騙せるくらい手が込んでる。
明らかに犯罪集団だけど指定されてません。
で恐らく普段普通の顔してそこらに僕らの飲み友として居るかもしれない。
日本社会で本当に多くの人が人生破滅したり酷い目にあってるような犯罪が既に沢山野放しにされてるという状況の方が我々99%以上の普通の国民には大事です。
普通の国民に本当に係わる法律だという事を全く国会でやらないで普通の国民が絶対に加担しないはずの共謀の集団をどういう風に指定するのか?認定するのか?みたいな話。
それを出来るだけ政府の弾圧から守るって・・・
いやいや犯罪をどういう風に摘発して我々を守ってくれるのかという話をしてほしいんですよ。
議論の立て方自体が完全に時代錯誤だし国民から乖離してる。

オウム事件の時も破壊活動防止法を適用するかどうかであれだけ揉めて結局出来なかった。
我々普通の人間がテレビを見ててもう犯罪集団にしか見えなかった。
それだけ犯罪の匂いがプンプンしてたのに実行されたわけでしょ。
あの頃より遥かに検挙率が落ちてる。
そして日本社会がネットや何かによる高度な通信技術によってよっぽど色んな事が出来るようになってる状態できちっとした国民のそれこそ漠然たる安心ではなくて安全を本当に守るって事はどういう事なんですか?というのをもう少し真面目に国会が、野党がきちっと討議を提出してほしい。
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