インフラ整備1兆ドル「偉大な米国」再生、トランプ氏政策方針

インフラ整備1兆ドル「偉大な米国」再生、トランプ氏政策方針
まずこの一般教書演説なんですが皆さん映像をご覧になりましたか?
丁度演説を始める時、議場から花道にずーっと入ってきて周りの皆さんから握手を求められて大統領が演台に上がるというシーンがあるんだけどその時に会場も色々映る。
でファーストレディーのメラニア夫人の隣りに黒人女性が座ってる。
そういう演出や演説の仕方も含めて非常に今回はプレジデンシャルにやったという感じがします。
例えば安倍総理との会談も全てそうだけどトランプ大統領の中に「演じ分けは相当明確にする」という姿勢がある。
だから何となく感情が暴走してしまうというタイプじゃなくて自分は今の大統領を演じる、側近たちも含めて。
今回の一般教書演説はまさに伝統的な大統領像の側から打ち出した姿勢。

今回の施政方針演説の前にちょっとある事があって、アメリカにはヒストリカルブラックカレッジという要するに黒人のためにかつて作られた教育機関があってこれは今も全米各地にあります。
もともと黒人のための教員機関だったという事もあってアフリカ系アメリカ人の中にもあえてこのヒストリカルブラックカレッジに行く人も居る。
こういう学校の校長先生たち100人をホワイトハウスに招いて大統領の執務室にも入れて非常にいい感じで懇談をする場を設けたりもした。
更にスミソニアンにアフリカ系アメリカ人のための特別の展示のスペースが出来た。
そういうところにも出て行って、色んなアフリカ系アメリカ人の歴史。
これはアメリカを作ってきたうえで欠かせないところです。
そういうところとの交流を施政方針演説の前にあえて色んな形で演出し、そして施政方針演説の冒頭にも公民権運動に触れてそこから演説を始めてる。
ですから今まで「差別主義者だ」と言われた。
そういう事を払拭する為の演出。
そして特にアフリカ系の人たち、黒人層、こういうところとの融和を非常に強く演出した演説でした。
CNNの調査でも「これで見通しが明るい」と答えた人が7割。
アメリカ大統領の場合、5割を切る切らないとなったら日本においては3割以下みたいな話です。
だからこれだけ言いたい放題やりたい放題やってきた中での7割というのは相当高い数字でアメリカ国民の中で受容されてる。

国民が一番疑問なのは「なんでこの男は大統領になりたかったのか?本当に続ける気があるのか?」という事。
だってみんな「本気じゃない」という前提でずっと報道してきたのにその人が本当になっちゃった。
つまり一般的にも人生のゴールとしてほとんどの人が迎える事が出来ないポジションに向かって本当に邁進してる。
或いはにじり寄っていく。
そういう風に見ると大統領職を元々狙っていなかった。
少なくとも本気では狙っていなかった人物が世界のある意味での政治権力の頂点になる事に対して、いつ何をこの人がやるのか?
誰もが分からない。
本人視点で見てもいつ彼が投げだしても本人的には別の人生が待ってるわけでしょ。
そこが必ず普通の政治リーダーと違って読めない要素になるタイプのちょっと珍しいタイプのリーダーだと思う。
だから彼はどうもそのあたりは最大限逆に計算し始めて少なくとも大統領の仕事をし始めてる印象がある。
ですからこの一か月を見るとやはり並の人ではないんだなという印象を持たざるを得ない。
元々並の人じゃないんだけど大富豪が最後の道楽で大統領選に出ちゃったという事でも無ければ滅茶苦茶な人とずっと言われてきたけど全くそうではないなという風に改めて日本側は兜の緒を締め直してこの人の動きを注視しないといけないと思う。
それはアメリカ国民から一定以上の支持を受けているという事もあるし今回の演説もよく考えられている。
インフラ整備一兆ドルというのはこの人の言ってみれば一丁目一番地です。
アメリカをまず経済的に強くするという事だからこれは非常に大事。
これは議会の承認が無いと進められない事だからこれを議会に対して明確に強く訴えたという事がある。
減税についても触れてますがこれについてはあまり各論を言ってない。
何故各論を今言ってないかというとこれによってあまり手足を縛られないというところも凄く計算した緩急をつけた演説なんですよ。
で冒頭では公民権運動に言及してアメリカの融和という事を言い、最後に締めくくりとして「アメリカを信じよう」と言ってる。
これも今までのこの人の排他的なイメージや攻撃的な感じではなく本当にプレジデンシャルな、みんなで一つになって行こうという様な雰囲気を出していた。
ところがところどころでは今までのトランプ節も出てきて例えばオバマケアについては「あんなもの止めちゃえ、もう最悪だ」という言い方をしてて更に「そもそも保険料が高すぎるんだ」と。
これはアメリカ人から随分聞きます。
ですから保険料をもっと下げ、そしてもっとバリエーションを増やす。
そもそもアメリカ人の多くが思ってる事だけど「こういう事は国が強制する事ではない。もっと選べるようにするんだよ」という事を言ってる。
この辺りは非常にアメリカ人のマジョリティー(多数派)の心理をよく読んだ大変良くできた演説だったと本当にびっくりしました。

就任一週間で大統領令をガンガン出して要するに「自分は道楽で大統領になったわけじゃないよ。本当に選挙期間中に言ってたことはやるんだよ」というそういう自分の確固たる大統領としての姿勢を見せて、且つその後段々と国の中で影響力を持つ黒人エリート達と交流をしながらこの演説になだれ込んでいくという意味では大変この一か月を有効に使ったと言えるんじゃないですか?
後は敵を段々絞ってる。
で最後まで残ってる敵がマスコミだったりインテリだったりハリウッドだったりするところが面白いっちゃ面白い。
ハリウッドについて言えば彼らが何を演出しようとスーパーエリートの上のスーパーエリートでしょ。
だからそのあたりの三大ネットワークやハリウッドの事をここまで最後までターゲットにするというのはそれ自体も色んなマーケティングをしてるだろうし一種の博打でもある。
この人にしか打てない博打。
職業政治家には絶対に無理な芸当。

世界を覆うリベラルという名のエリート層、既得権層。
そこに当然ハリウッドも含まれてる。
その人たちがアカデミー賞の演説で「我々生身の俳優は移民労働者だ」なんて言ってるけど「何言ってんだ」と庶民はみんな思うんですよ。
移民労働者はハリウッド映画に無数に居るわけでしょ。
そういう世界よりもハリウッドが象徴してるのは逆にアメリカで勝ち抜いた人のさらに上の人達ですよね。
だからそのあたりの偽善の皮がトランプさんによって剥がされていく可能性がある。
これは恐らく白人社会における知識人たちの在りようも変えていくくらいのインパクトがある。
だって初めてだもん。
こういう喧嘩の仕方をアメリカの大統領がやるのは。
要するにフランスの保守系のリーダーが言うんじゃなくてアメリカの現職大統領が就任後もこれだけ大メディアに対して挑戦し続けるというのは、何か潮目が変わってるんですよ。

アメリカで言うところの保守色が意外に強くなかったから好感を持ってるという感想もかなり多い。
じゃあ保守色って何なのか?
アカデミー賞の授賞式の中のコメントで例えば国境、国籍について言ってるんだけど、ただこういったハリウッドに象徴されるような文化の部分。
ここにおいてはもともと国境、国籍は関係無い話。
我々だって国境を越えて優れた文学であれば世界中のものを読むという事はもちろんある。
だからそこは最初からあまり言っても意味が無いんです。
このハリウッドシーンと政治とを一緒くたにしてもらっては困る。
で「壁の分断に反対する」なんて言って自分たちのリベラル自慢みたいな事の大会になってしまっているアカデミー賞そのものはどうなんだ?

一方で一般の国民というのはアメリカの場合特にですけどやっぱり「アメリカの安全を取り戻す」というトランプさんの宣言。
「メイクアメリカメイクアゲイン」と並列で「メイクアメリカセーフアゲイン」とも言ってる。
アメリカの治安の悪さは我々は日本に住んでると中々実感しづらい。
これを改善することについてはみんなそれなりの納得感がある。
それからもう一度考えなきゃいけないのは、彼はこう言ってるんですよ。
「自由貿易ではなく公正な貿易をしよう」と。
この自由貿易というのがあたかも金科玉条のごとく素晴らしく良いと言われてきたけど「自由貿易というのは実は公正じゃないんじゃないか?」という投げかけをしてるんです。
ですから貿易というのは国が主体性を持ってどこの国とどのような条件でもって貿易をするのか?
これを決めていくのが貿易じゃないのか?とこの人は言ってて、確かに何もかも取っ払って自由にしてしまうのは決して公正ではないかもしれない。
特にアメリカの労働者にとってみれば非常につらい事になってしまってる。
こういう事に対してのかなり根源的な問いであるし一種のちゃぶ台返し。
今までどんどんどんどん「自由貿易こそ素晴らしい」で来てたものを「ちょっと待て」と引き戻す。
確かによく考えてみればまず国があって国の主権があってその中でどういう風な相手とどう付き合いかを決めていく。
貿易をどのようにするかという条件を決めていく。
それはまさにこの人のディール(取引する事)ですよね。
そういう基本に立ち返ろうという話だからそれと不法移民を排除することをハリウッドという空間が国籍や民族を越えて良いものを提供し続けるという事とは別でしょ?
そんな事は一般の人はすでに分かってるのにごちゃごちゃにしてしまってるハリウッド人種って残念な人たちだね。
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