民泊新法案、近隣への配慮義務化。違反は罰金100万円

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訪日客がどんどん増えて昨年は2400万人を超え、今年はそれを上回るペース。
東京も大阪も近年ホテル代がバカ高くなってる。
普通に6000円~7000円で泊まれていたホテルが28000円。
ちょっとオーナーに言いたいですよ「お前この部屋見ろ、2万3万で貸し出す部屋じゃないだろ」と。
それでも他に部屋が無いから高くなる。

ちょっと去年は下がった。
でも異常な上がり具合だったので下がったと言っても大したことないんだけど。
旅行者が増えてるのに下がったのは民泊のおかげなんです。
でも民泊は非常に大きな問題がある。
近隣住民とのトラブルもありますがもうほとんど社会インフラになってしまってて実際にそれだけの外国人の受け入れをしてしまってる。
完全にこのまま野放しにするわけにもいかないし、かといって締め出すわけにもいかない。
そこで法律を作っていくという話なんだけど例えば180日営業。
これも結構痛い話で、自分の家の一室を貸すとか「最近使ってないから半年間だけ貸します」みたいな人に限られちゃうので民泊として物件を回すという事が出来なくなってしまう、180日制限だと利益が半分になってしまいますから。
ですから旅館業法の方を変えて民宿をもうちょっと緩く拡大する方向で変えた方がいいんじゃないかな?
この辺の民泊の規制がどうなるかで日本のインバウンドビジネスに大きな影響を与える可能性があるので、どういうスタイルで民泊が出来るかできないかは結構日本の成長戦略に係わる事なのでこれからも注目していきたいなと思う。

民泊についてはこのブログでも何度か取り上げてて、基本的に僕は全然賛成していなかった。
実態としてはちょうど一年くらい前に民泊をOKにする新たな流れが出てきた中で、それ以前は全く規制も無くある種の違法行為でそれがずっと横行していた。
その中で色んなトラブルが起きてきたのでむしろ「やっていいよ、この制限の中であれば」という事にしていこうと決めたのが丁度一年くらい前。

民泊と一口に言うけどその中にもいろいろあるんですよ。
確かに東京や大阪を中心にした局地的なホテル不足が起きていて「じゃあホテルを作りましょうか?」となると凄い投資が必要になってくる。
大体世界中どこでもそうなんだけど旅行地というのはどんなに素晴らしい観光資源を持ってる国或いは地域でも必ず飽きられます。
日本は今インバウンドずっと上り調子。
日本というデスティネーションに世界中が目覚めてまだ時間が経ってないから上り調子、特に東京オリンピックまではずっとこの調子で行くでしょう。
だけど日本ほど観光資源の多い国とはいえ必ず飽きられます。
そうすると例えば「ホテル足りないから作りましょう」と言ってホテルがワアアッと出揃った頃にはもう潮が引いてしまう。
そのために例えば東京や大阪の大都市圏で一定のルールの中で民泊を合法化していくのは一つの方策としてありなんです。
特に東京の場合はもともと宿泊機関としての経営や運営ノウハウのある会社がオフィスの空きビルを使って宿泊機関にしているスタイルの民泊もある。
これはまあOKです。
何故ならオフィス街は夜になると人が居ませんから。
あまり近隣住民とのトラブルも無いんです。
それから宿泊施設の経営の経験がある人たちであれば最低限何が必要なのかは分かります。
だからそれだけは備えてオフィスビルをイノベーションして民泊に使っている。
こういうケースは全く問題が無い。
むしろ問題になってたのは住宅地にある老朽化したワンルームマンションが民泊に使われるケース。
これは旅行業法違反です。
で、そういう形で運用されていた。
部屋を回すために買ったり借りたりしてビジネスとしてやるという形になっていた。
そうすると宿泊機関には何が必要なのかが分からない形でやるからトラブルが起きる。
非常に静かなところにワアアッと外国人が押し寄せて大きなトラック持ってきて夜は大騒ぎする。
もっと酷いケースだと売春のアジト、要するに派遣型の売春の為の女性がその一部屋にみんな雑魚寝で同居してる。
隣国からです。
今はノービザで隣国から入ってこれる。
で一定期間そこで寝起きして商売する。
その根城になっている地域が東京都内にある。
ですから民泊と言っても凄く色んな様相が見えてきてる。
だから今後180日間の規制或いはトラブルを起こしたときには100万円以下の罰金という事で罰則を設けていくというのは一つの方法なんだけど、静かな文教地区が様変わりしていく事や或いは犯罪の温床になっていくという事を如何に防いでいくのか?
これに尽きると思う。

それと日本のインバウンド政策が3000万に届こうというところを前提に考えざるを得ないんだけど前から言ってる様に民泊で泊まるお客さんがイコールみんながみんな物凄くお金の無い人とは言い切れないけど、そういう層だけをどんどんどんどん底を厚くしていくのは必ずしも日本のインバウンドビジネスにとっていい事じゃない。
上客をどう掴むかが重要で、実は世界中を旅行している人たちの中での一番トップクラスの上客は日本に来てません。
例えばプライベートジェットで色んなところを旅行する人たちを日本は取りこめない仕組みになってるんです。
それを受け入れるだけの体制が無いから。
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