ゴルフするのがそんなに悪いの?

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トランプ大統領と安倍総理の会談について、野党もメディアも扱いが酷い。
ゴルフ批判やそのそろばん勘定、「トランプと仲良くするな」と言ったり挙句の果てはスネオ扱い。
日本の国益になるのならゴルフでも何でもやればいいに決まってる。

ゴルフにばっかり目を向けさせてたけど共同声明の内容をきちんと解説した地上波はあったかな?
で、ゴルフやるのがそんなに悪いの?
何かゴルフに対してみんな偏見がある?
確かにトランプさんはフロリダでゴルフしたくて仕方がない感じでした。
共同記者会見の時も「早く終わっていこうよ」みたいな感じだったし最後は「レッツゴーフロリダ」と言ってたから、まああれはあれでなかなかかわいい感じはしたけど。
要するにトランプさんは事業で失敗した後もゴルフをやり続けて、ゴルフをすることで自分の精神的な安定も得たし人脈も広がって色んな事業の次なる再生へのヒントになったと言ってる。
それぐらい重要なものなんです彼にとってゴルフは。

で何かゴルフすると悪いみたいな感じや凄く揶揄する向きがあるんだけど一体何が問題なのか僕は全く分からない。
日米首脳が近づいて行ったら媚びるという表現を使うんだけどそれも全く意味が分からない。
今の日本の安全保障の体制の中ではアメリカと距離を近くすることが国民を危険に晒さない唯一の方法なんですよ残念ながら。
だからトランプさんの例の入国一時制限にしてもアメリカ国民の6割近くが支持してるというのは、やっぱり国民の安全を守る事は国家のトップにとってミッションの第一なんですね。
トランプさんは非常に分かりやすい人でオバマ大統領の様な綺麗事はあまり言わないけど「メイクアメリカグレイトアゲイン」と言いながら同時に「メイクアメリカセーフアゲイン」とも言ってる。
要するに「安全にするんだ」という事。
で今までの入国管理のやり方は問題だったから全部見直すと言ってる。
確かに色んな事柄はあるけど国民に安全を提供し且つある程度の豊かさ。
こういう事というのは二本柱ですよ。
それ以上に重要な事なんか無いはずです。
そういう意味で日本の総理だって日本の国民を危険に晒しちゃいけない。
安全な状態で生活が送れるようにしなきゃいけない。
これがもう一番の使命。
だとすると今の日本を取り囲む安全保障環境からすれば、そして今の日本の軍事的な独立性が無いという状態を考えればアメリカに近づく以外方法が無いんですよ。
じゃあ第二次安倍政権が立ちあがった時、民主党政権時代でアメリカとの関係はズタズタになっちゃった。
僅か30分の日米首脳会談だって「ちょっと待ってくれ」と言われてた。
そんな関係のままが良いんですか?

だからあんまりふざけた解説ばっかりしないでほしい。
やれ距離が近いの近くないのとかそういう事ではなく近い事しか今は選びようがない。
それが良いとか好きとか嫌いという問題じゃない。
その距離を近づけるためにゴルフをやるって結構な話じゃないですか。
それを「近いのは良くない」とか「近すぎるのはいかがなものか」ってじゃあどこまで言ったら近すぎるっていうんですか?
で「あんまり近くなると物が言えなくなる」って言うんだけどいやいや言ってますよ。
だって「あなたと私の共通点はマスメディアという敵が居る事だ。あなたにとってはニューヨークタイムスで私にとっては朝日新聞だ」ってここまで初対面で言えてるんだから言えますよ色んな事。
あんまりそんなに皆さんが心配することは無いと思います。
ただ問題はトランプ大統領も就任当初から色んな不安要素がある。
こういうところでおかしな形で足元をすくわれないようにというところはむしろ日本国民としてはトランプさんを好きか嫌いかではなくアメリカの政権が安定してもらわないと日本にとっては良くない事だからという意味で一日も早く政権基盤の安定を確かなものにされる事をお祈りしたいです。

ニュースで「トランプさんとの近さを誇示」って別に安倍さん誇示は全くしてません。
「対米追従」とも言ってますが日本の体制そのものが今のところ対米追従でしかあり得ないんですよ残念ながら。
より日本が独立的な地位を確立するためにもアメリカととりあえず近づいてアメリカの力を使ってでも日本がより特に軍事的に独立性を持つという方向にもっていくしか無いんです。
じゃあ「あんたの力なんかいらないよ」とか「あなたとは距離を置きますよ」なんて事を言っててそれが出来るんですか?

以前識者と称する人が「日米中は二等辺三角形の関係」とかとんでもない事を言ってました。
要するにアメリカへの距離と中国への距離は同じなんだ。
どんな感覚でそんな事を言ってるんですか?
それ言ったのは確か外務省のOBです。
そんな感覚でやってきたから日本の外交は色々問題もあったんだろうと思うんだけどリップサービスにしたってそんなことは言うべきじゃない。
だって好むと好まざるとに係わらず軍事的な役割をアメリカが負ってるわけです。
そういう関係の中で中国と同じ距離になるわけないでしょ。

一連の報道の中でもう一つあまり伝えられなかったことはペンス副大統領と麻生副総理のパイプ。
要するに経済関係の対話。
金融経済の事に関しては副大統領と副総理で今後対話をしていきます。
これは新しいチャンネルなんだけど日本側から持ち掛けたことで麻生さんも国会で言ってます「日本側から、安倍さんから持ち掛けた」と。
麻生さん流の言い方をすると「こっち副総理出すからそっちは副大統領出してくれよ」と。
アメリカの副大統領というのは今ひとつ役割が明確じゃない存在。
でもそこに日本側がむしろ対日窓口というのか「経済面の窓口になってください、こちらのカウンターパートは副総理ですよ」という事で格をある程度揃える事を提案した。
更に深読みするとペンスさんはどちらかと言うとハチャメチャなトランプ大統領の横で非常に安定感を醸し出してるという事で大統領選挙中好評だった人。
更にこの人が副大統領候補になった事によってトランプさんはキリスト教保守派の支持を得たわけです。
キリスト教保守派が固く支持してるのがこのマイクペンスなんですよ。
このペンスさんの相手にカソリックである麻生さんを充てたのはなかなか妙があると思う。
やっぱり価値観を共有できるかどうかは非常に重要な事ですよ。
普通の日本人と違いますからそういう意味で麻生さんという人は。
その点も考慮したかな?と深読みできる。

ペンスさんを語るもう一つの背景は彼がキリスト教保守派から固い支持を得てる事とついこの間まで彼はインディアナ州の州知事だった。
これはラストベルト(アメリカ合衆国の中西部地域と大西洋岸中部地域の一部に渡る脱工業化が進んでいる領域を表現する呼称。ラスト(rust)は金属のさびのことで、使われなくなった工場や機械を表現している)の一角です。
インディアナ州知事としてこの人が何を一番積極的にやったかと言うと日本企業の誘致。
日本語のホームページも作って「日本企業どんどん来てください」と。
だから知日派なんです。
つまり日本企業来てくださいというのは日本の企業の在りようや経済活動に対して非常に高い信頼を置いていたという事の表れでもあるので、「この人を経済面の窓口にしてくださいね」という要請は大変良かったと思うし、しかも麻生さんというのは色んな意味で中々深い、意味のあるアサイン(割り当て)だったなと。
実りある対話をしてほしい。
今後日米FTA(自由貿易協定)という事になるかもしれないけど麻生さんの盟友であるところの甘利さんが折角TPPをあれだけ日本にとっていい方向へ交渉したわけですから仮に日米二国間でFTAという事になっても同じように強気で交渉して日本側にとって有利に進めて行ってほしい。
だから今後色んな日米間の経済的な交渉をするにあたって今回ハッキリとチャンネルを決めた。
この事だけだって本当はもっときちんと解説しなきゃいけないんですよ。

別に経済産業大臣がやったっていい事柄です。
だけど副大統領副総理格の人たちに何故これをやってもらうのかという事の意味。
それだけ大事な事であると同時に二人のそういった属性。
これが非常に深くかかわっているという事が言える。
そういう事はもうちょっときちんと国民の皆様にお知らせしていく必要があると思います。
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