豊洲地下水再調査1千万円、都議会特別委で報告

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ここは元々東京ガスの都市ガス製造装置があったところです。
都市ガス製造装置があるところは物凄い量のベンゼンが土壌にあります。
だから東京ガスは東京都が都市ガスを買いに来た時「売らない」と断った。
どうして断ったかというとこういう問題が起こるから。
それは東京ガスが悪いのかというとそうじゃない。
当時はベンゼンの規制が無かったので、まあ適当にやってた。
これは仕方がない事。

東京ガスには誠意があって「売らない」と言ってたし隠してなかった。
東京ガスは別の、あまり人が来ないような転用を考えてた。
それを無理やり都が買った。
ですから土壌におけるベンゼンの値というのは東京都が測定する前からあるんです。
そして東京都が測定を始めてからはずっとゼロだったのが9回目の測定でベンゼンが出た。

科学者はどう考えるかと言うと最初に測定した値がゼロだったとします。
すると科学者は辻褄を重要視するから「ちょっと計算値と合わないな」という事でそういう時に再測定することはある。
再測定というのは自分の都合のいい数値を出すために再測定するんじゃなくて、前後の辻褄が合わない時とか理論的におかしい時。
測定の仕方は厳密に決まってるからいいんだけどやっぱり雨水が流れた直後とか色々あるので、十分に専門家がその測定の仕方でいいのかを見るんです。
ですから再測定は普通はしません。
再測定で最初の数値と再測定の数値で違う値が出た場合、自分に都合のいい数値を取っちゃいけないんですよ。
という事は二つ測定するとどうなるかというと、もう何も決められなくなっちゃう。
三つ測定するともっと決められなくなっちゃう。
どんどん違う数値が出てくるから。
だからこういった測定は絶対に間違えない数値を出さなきゃいけない。
そうしないと蹴りが付かなくなっちゃう。
今度の件ではずっとゼロだったのが9回目の測定で環境基準の79倍のベンゼンが出て大騒ぎになったんだけど、九回も測定しちゃいけないんです。
九回も測定しなきゃいけないような測定をするのが間違い。
だから測定に携わった科学者の科学的訓練が不十分です。
一回で必ずちゃんとした事実を出さなきゃいけない。
そのためにどうすればいいのかというのが科学の専門家。
測定するごとに違うなんてのは、科学的に間違ったやり方をしてるから違うわけで、科学というのは事実だからいつも同じはずなんです。

どういう状態を測定しなきゃいけないか?
建設直後のものを測定したって何の意味も無い。
ずっと使ってる建物で、上でマグロを扱ってる状態のもので測定しないといけない。
マグロはまだ扱ってないわけだから、その状態に一番近い状態で測定しなきゃいけない。
そうするとベンゼンは78度で蒸発するから地下から少しずつ染み出してきたものが上で作業してる時に出てくるはずです。
だからそういう状態を作って測定しなきゃいけない。
つまり豊洲の市場を開けた状態で測定する必要がある。
それに対して例えば東京都が文句言ったって、専門家としてはそういう風にしないと。
だって測定する目的は魚市場が安全かどうかなんだから。
だから魚市場と全然関係無い建設直後とか上にマグロが無い時とかを調べたって何の意味も無い。

ベンゼンというのはマグロの肉にすごい親和性があるからじゃんじゃん吸っていきます。
そうすると10万人のうちの何人かが癌になるんだから。
変な人が居て「ベンゼンがあって何が健康の問題なのか?」と。
丁度原発が爆発した時に水飲んで「俺死なないよ」と言ったのと一緒でベンゼンの害や放射線の害というのは確率的害だから。
今のところそういうものは20年で10万人に5人を一応の目安にしてる。
「直ちに健康に害はありません」なんて言ってる変な専門家が居るんだけどそういう問題じゃない。

物凄く非科学的な再測定とか測定値に対する考え方。
例えば値をゼロにすることはいくらでも出来て、オープンなところで測定したらベンゼンなんか揮発するからゼロになるに決まってる。
だけど事実は閉鎖された地下から湧き出してくるものが魚市場にどれくらい充満するのかという事を測定しないといけない。
だから測定の仕方も違う、再測定の概念も違う。
今測定してる水は上が工事中で空いてる時はゼロになったりするだけの事で無意味です。
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