「一代限定に利点」固まる。ご譲位巡る論点整理概要

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中身を議論する前に論点整理というプロセスを設けるという事だと思う。
ただ分からないのは共同通信の報道なんですが、ここのところずっと出てきてる報道自体、確からしさがどのくらいあるのか?
これが全く分からない。
例えば元号をどうのこうのという話。
その前に来年一月を持って皇太子殿下が即位されるという風にずっと報道をしてたわけだけど、それと同日で元号を変える事も言っている。
ところがつい最近になって宮内庁長官が「いや、一月一日にご即位は出来ませんよ」というコメントを出した。
僕も元々一月一日にご即位なんて不可能でしょと思ってました。
だって一番大事な宮中祭祀がある日じゃないですか。
夜が明けてからは国事行為もあるし。
ですからそんな日に即位ってどういう事だろうと思ってたら案の定無理なんですよね。
であるにもかかわらずそれが規定の事であるかのような報道が先走って出ていた。

元号についても国民生活に影響があるだの無いだの、先走って出て、それを共同通信が報道してるケースが多い。
だからそもそもこの記事の内容がどれくらい確かなの?という事はある。

これは一代限定にするという方向しかないと思う。
ご公務の負担が多いということについては本来ご譲位というところまで踏み込まなくても、今ご公務とザックリ総称されているものを整理するという事だって出来ます。
だからそうではない理由です。
つまり天皇陛下御自身がご高齢になられて、という様な問題提起をされた。
これに伴ってどうするかという事なんだけど、これが恒久的という事になれば皇室典範の改正に踏み込まざるを得なくなってくる。
そうなると、皇室典範の改正を議論するだけの国会そのものに時間的にも能力的にもキャパシティーが無い。
ですからまずは今上陛下のお言葉に沿う形で一代限りのご譲位について決めていく。
という事しか出来ることが無いと思う。
それぐらい、ここまでの報道で出てきてる情報や、或いはいろんな形で洩れ伝わってきてる事を聞けば聞くほど相当心許ない。

根本的に天皇陛下を法律的に縛る考え方は嫌いです。
明治憲法の遥か前、2000数百年、現行憲法の遥か前からいらっしゃるので、法律で議論する前にとにかく陛下のお気持ちを大事にして、という点では国民のコンセンサス(合意)があるんですよ。
後は役人とか国会の事だからそれはまあ司に任せて粛々とやって頂きたい。
常識論としていきなり皇室典範をやろうとしたって時間がかかって大変な事になるんです。
これをやるなら憲法改正と絡めてやらないと。
皇室の在りよう。
旧皇族の復帰から何から考えなきゃいけない。
皇室財産の復活も考えなきゃいけない事です。
これを簡単にできるという人はちょっと現実を知らない人だと思う。

とりあえず御一代という事は、御一代だけでそれ以降許さないという事じゃなくて、その後の方も皇室典範が間に合わなければ特措法をまた繰り返したっていいんですよ。
とりあえずそれをパッとやって天皇陛下に安心して頂いて、じっくりした議論はこれは国の在り方に係わる事だから時間をかけてゆっくりとやればいい。

元々は議論してどうのこうのという事すらおかしなことです。
皇室典範だって本当は皇室にお返ししたっていい事。
だけど今の憲法がある以上そうもいかないという事があるからとりあえず緊急避難的にやっていくという事でしかないと思う。
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