外国人経営者ら、在留1年でも永住許可。法務省

外国人経営者ら、在留1年でも永住許可。法務省
まず高度人材と言われる人たち。
こういう人たちが世界中で奪い合いになっている。
1億円以上の高額投資を行う事業家達の投資を呼び込もうとして各国が様々なインセンティブ、要するに「うちの国に投資してくれたらこんなに良いメリットがありますよ」という様な政策を実施している。

大体ラインとしては5000万くらいを投資すると永住権というか長い間住める特典が付いてきたり、あるいは家族に対してもビザが与えられたりという国はありますが、ただ永住権というのは国籍ではない。
ですから政治的権利を付与するという事はありません。
まあ「住んでいいですよ」という話。

永住許可ですから何かこの人に問題があった場合は取り消すという事も可能です。
可能なんですがちょっとこの問題があまり良くないと僕が考えるのは、かなり限られた人たちの中の優れた人であるにしても一年というのは如何せん短い。
やっぱり他の国はどこでも永住権を取るからには我が国にどれだけの貢献があったのかを審査します。
つまり年数を何故問うかと言ったら、その間良き市民として生活していたという事だけじゃなくそれだけ納税していたという事なんです。
それから僕たちの国において労働や色んなものを提供して、日本の社会の発展にどれくらい寄与したかという事を見てこういう許可は出すものです。
ですから一年というのはあまりにも短い。

それから高度人材というものを如何にも客観的事実に基づいているかのような「ポイント制」なんて言ってるけどそういう割にはあまりはっきりしない。
70点以上の外国人を高度人材と言ってるんだけど現実には今6000人が居てそのうちの最も多くを占めるのは隣りの国から来た人、中国人なんです。
この事を懸念する向きも相当ある。

単純労働者を日本は受け入れてません。
門戸を開いてないんだけど実際には外国人研修生と言って研修生という名の安い労働力という形の人が居る。
じゃあ高度な人材だったらいいのか?
確かに高度人材は世界中で奪い合いになってはいるけど、じゃあこういう人たちは社会にとって有益なだけの人なのか?
つまり高度な技能や知識を持っているという事は、もし別の意図を持って社会に入ってくればより複雑に、或いはより巧妙に社会に対して害悪を及ぼすような犯罪に及ぶことだって無いとは言い切れない。
ですから日本の場合他の国々と違って様々なそうした例えば諜報活動に係わるような事、或いは企業産業スパイ的な事に関してガードが全く甘い。
そういう中で在留期間一年で永住許可を安売りするのは非常に懸念が深いです。

とにかく政府はこれを急ぎたいらしいんですが国民が懸念を寄せるのは当たり前の事で、どういうわけだか世界の流れとも逆行してる。
だって今やアメリカだってイギリスだってどちらかというと厳しくしようという流れです。
そういう意味でも今変わりつつある世界の流れにはむしろ逆行している政策でもあるので、僕たちは政府にきちんと懸念の声を届ける方がいいと思う。

これに先立って一昨年、東京の一部の地域が特区扱いで外国のメイドさんを受け入れることができる様になった。
この種の政策が何でぽっと出てきたのという感じがしませんか?
しかも政府は「今年中にやる」と急いでるんだけどなんでと思いませんか?
国会でそれこそ議論をガンガンやったという記憶無いでしょ?
ここが問題なんですよ。
この種の政策を国会議論をしないままこうやって実施に移す方法がある。
それが竹中平蔵がメンバーの一人になっている産業協力会議。
これが総理の諮問機関のような形で存在してて、そこに財界の面々などが顔を揃えてる。
そこで「こういうものが必要だ」と言うとそのまま閣議決定まで進むということで国会の議論を経ない。
だから国会議員もあまり認知してない。
ですからこういうある種の裏技。

何が懸念かというと例えば外国人のメイドさんを規制を取っぱらって入れるという話、或いは外国人の単純労働者を入れるという話を聞いた時に調べてみると産業協力会議でそれが話し合われてもう決まってしまってる。
そのキーパーソンである竹中は「あんただってメイドさんが居た方がいいでしょ?」という事を言った。
確かに東南アジアにはメイドさんが居て便利ですよ。
でも日本は日本で状況が違うのでそれはそれです。
例えば自分の今経済力が許す範囲で部分的にメイドサービスを利用することも日本の今の状況だと出来るわけです。
だからそれはそれなんだけど竹中氏は「いやいやそうじゃないよ、外国人で高いスキルを持った人たちには今後こういうメイドさんを使う事が当たり前になっていくんだ日本において。そうなって外国人の優秀な人たちが入ってきたらあなたの競争相手になるわけでしょ?」と凄く嫌な事を言った。
つまり外国人のメイドが居ないとこの人たちはなかなか日本に在留してくれないからそういう環境も整えなきゃいけないんだけど、この人たちがそういうメイドさんありきの生活をしてたらあなた達不公平と思わない?
という話。
ちょっと待ってください。
それは全然逆でしょ?
えっ?なに?
それは日本人の生活向上のために考えられたことじゃなく外国人の高度人材と言われる人たちが入ってくる、そのための環境整備としてそれを考えてるわけ?
だとしたら尚更それは全く違う話ですよね?
なんで外国人の便宜を優先してんの?
だから遅れてやってきたグローバルちゃんみたいな話。
ヨーロッパやなんかで起きてる事の二周遅れくらいの事を日本でやろうとしてて、しかも日本のように非常にガードの甘い国で「なんとなく」という感じでそんな風に入れちゃう。
アリの一穴でそこから色んな風にして入ってきますよ?
僕は別に排外主義でそんな事を言ってるわけじゃなく、メイドさんの居る生活も別にいいんです。
だけど日本の社会としてそういう人たちを迎えるような環境も全然出来てないし、じゃあ日本人のライフスタイルの中に外国人メイドを家において、言ってみればそういう自分がやりたくない仕事は全部押し付ける。
こういう感覚がもともと日本人に無い。
昔々、女中さんという言葉がありましたけど、女中さんにしたって日本ではそういう風に切り離されてないですよ。
単に自分がやりたくない事を押し付ける対象にはなってなくて一種の家族のような形で家の中に迎え入れて、例えば若い女中さんが嫁に行くとなったらその家から嫁に出すという文化だった国ですから。
ちょっとやっぱり違う。

この人たちが考える日本に富をもたらす外国人が来ていただくための環境整備としてまずメイドさんを入れようという話なの?
これはとんでもないです。
本末転倒よりさらにもう一つ二つ捻じれてます。

それからイギリスで国民が声を上げてブレクジット(EU離脱)という選択をした。
ああいう事をもっと重く見るべきなんですよ。
このメイドさんの議論は実は日本においても80年代から議論があった。
外国人のメイドさんを入れるかどうかで。
これがずーっと下地になって今日に至ってて、今や特区みたいな形で許可をされた。
そういう長い経緯があるにしても日本の文化の中に果たしてそれが馴染むものなのか?
そして働きに来られる方。
外国人の経営者とかそんな人たちはいいですよ、富裕層ですから。
日本が美味しくないと思ったらまたほかに行くでしょ。
そうじゃなくて単純労働で来る人たちというのは、やっぱり色んな事で苦しむ部分も多いと思う。
これがむしろヨーロッパにおいても、元々居る国民にとっても色々負担になるし、来た人たちだって結構大変なんです。
そういう事も含めて考えると外国人の労働者というものを自分たちのやりたくない仕事を押し付ける都合のいい労働力というまるで物みたいに扱うこの発想は大変危険です。
その点において竹中氏とは全く考えが相容れない。

これはセットなんです。
高いレベルの高度人材とその人たちをサポートする労働者。
これをセットにして入れてこよう。
そして特に上のレベルの人たちに対しては非常に短い期間で日本に永住できる権利を与えよう。
更にこの中の大体半数近くが中国系。
特に高度人材に関しては一定の家族帯同者も認められている。
ですからそういう意味では家族ぐるみでこちらに来る制度を一つ作ったという事になる。

東京に住んでると本当に外国人が今は多い。
ですから外国人が日本に来て一時的に住んで仕事をする、ビジネスをするというのはもう当たり前になってる。
だからもう排外主義なんてものが入り込む余地は本当は無い。
だけどこうやってどんどんどんどん制度をただ単純に緩くしていく。
これが国際化ではないですから。
日本の国としての構えをきちんと持ったうえでそういう人たちを迎え入れることにしないと日本人、つまり日本にずっと住んでる我々と来る人たち双方にとって全然いい事になりません。

日本社会というのは特殊な、特権的な能力を持った人たち、或いはとんでもない金持ち、そういう人たちが作ってきた社会じゃなくて分厚い中間層が作ってきた社会なんですよ。
それは初等教育からの公教育が非常に充実してたという事もあるけど、やっぱり普通の人たちが沢山居て、そして非常に質が良いという事が日本社会の強みだった。
これが今やそうじゃなくなりつつある。
で外国から何か分からないけどすごい高度人材みたいな人が来て、この人たちが社会の結構上の方で色んな物事を仕切るみたいな未来像をもし描いている政治家が居るんだとしたらこれはとんでもない話。
とんでもないというのは外国人だからとんでもないんじゃない。
日本というのは特殊な国柄の国ですから。
その部分を損なわない形。
もちろん時代とともに変わっていく部分があるにせよ国柄の根本というものを日本人が持ちながら、そしてよりよい発展、さらに外国人たちとも仲良くお互いに色んな事を補完し合いながら生きて行ける社会を目指せばいい事で、あまり始めから格差ありきみたいな他国のような状況を日本に無理やり作り出す必要なんかないんですよ。
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