メディア嫌悪隠さず。トランプ氏、激しい応酬

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英語の会見を直接聞くと、普通でした。
誰かがトランプさんに対して失礼な質問をした時に「私はアメリカの選挙で大統領に選ばれたんだ。あなたの言い方は失礼だ」とかCNNに対しても批判してましたが、CNNはあれだけ反トランプ報道を続けたわけだから。

日本のメディアの伝え方もここに代表するように非常に極端に、とにかくトランプさんを悪く言っておけばみんな喜ぶんだという前提がある。

トランプさんの演説が何故大切かと言ったら、もちろん株をやってる人も大切だけどそれ以外に商売をしてる人やそうじゃない人も将来を自分で判断するための材料としてのトランプさんの記者会見ですから。
CNNとトランプさんのやりとりには何の価値も無い。
しかも日本の地上波の何処かが日本語訳をトランプさんに被せて入れてたんですが、全くトランプさんの声の感じと違ってました。
「なんだお前は!」という感じでやってたんだけど、実は会見の大半はそうじゃなかった。

我々は何のためにニュースを見るのか?
アメリカ大統領のニュースなんかある意味では全然関係無いです。
だけど日本の産業とか国防に深く関係するから見るわけで、出来るだけ正確な情報を伝えなきゃいけないと思います。

アメリカは1980年くらいにグローバル化とか言って企業が沢山外に出た。
何故かというと人件費が安いから。
安い人を雇ったという事は国内の人を解雇したという事。
それでアメリカは何が起こったかというと結局失業者が増え、社会が荒れて、訴訟が増えて弁護士が儲かる。

企業が人件費が安いからと言って外国に出ることによってアメリカ全体はどうなるのか?
この事についてホワイトカラーはよく考えなかったんじゃないか?
一つ一つの会社が「安く済めばいいよ」という単純な事だったのか?
それとも本当にアメリカ全体の繁栄を考えたのか?
そういう1980年代に起こった、安い労働力だから外国に出ていくという事によるアメリカ経済の変質を我々もどう見るか?
日本もそうだから、色々考えるのに参考になるなあと思ってトランプさんの会見を聞いてました。
人によって聞き方や受け取り方は違うんだけど僕の聞き方はそうでした。
やっぱりあまりに報道が井戸端会議的な興味に偏してるという点は日本にとって大きな損失になると思います。
日本の官房長官も早速トランプさんの発言に対する日本の産業界の考え方や経済政策の考え方を言ってましたけど、その方がはるかに大切です。
三流メディアはしょうがないけど共同通信ですら与太話に終始しててガックリ来ました。
もう少ししっかりした基礎的な、今書いた1980年からの関係とかオバマ大統領との経済政策の違いとかそういう事を表に出してほしいです。

企業は企業収益を上げるにあたって最終的にどこに手を付けたのかというと人件費の圧縮なんですよ。
それまではいかに原材料費を安く仕入れてくるか。
コストを下げるか。
というところでずっとしのぎを削ってきたんだけどその行きつく先がいかに人件費を圧縮して利益を極大化していくか。
それが日本国内では訴訟の問題や、最低賃金法に代表される法律の問題があって実現できないとなった時に海外に生産拠点を移していくという流れになっていく。
それはある意味で失業の輸入みたいな形にもなる。
果たしてそれでいいんですか?
要するにトランプさんのそういう根源的な問いかけがあったんじゃないかなあ。
それに対する批判というのはトランプ新大統領が誕生する以前から、ここ数年ずっと経済学の世界ではあった。
要するに企業が人件費を圧縮することによって企業収益を極大化することが果たして正義なのか?という議論があった。
それに対して為政者、つまり政策を実行する能力のある人たちがその事に対する問い掛けをやってるんだという風に今起きていることを見るべきじゃないのかな。
ただ単純に思い付きで「メキシコが云々」言ってるわけじゃない。
ここ近年の企業経営の在り方そのものに刃を突き付けたと見るべきじゃないかな。
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