2017年、俺たちの給料は上がるのか?

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2015年9月を境にアベノミクスの政策の中身は大転換してるんですよ。
一昨年の9月まではこういう言葉で言われてました。
トリプルダウン理論。
例えるならコップの中に水が入ってて、コップが大企業だとすると中の水がお金、利益です。
大企業の特性としてお金が儲かったからと言ってすぐさま利益配分、利益分配をしない。
一定程度の利益が蓄積しなければ利益配分しない。
そのコップの水がしたたり落ちてくる様をトリプルダウン理論と言った。
そのコップの水がしたたり落ちてくる下に居るのが中小零細企業、下請け企業、部品メーカーという事なんだけど、だから安倍さんはとにかく大企業に利益を上げてもらって利益を一定程度にかさ上げしてもらおうじゃないかというのがアベノミクス第一幕、一昨年9月までやっていたこと。
そのために円安に誘導し、法人税減税をし租税特別措置という補助金の分配をした。
色んな政策をして、結局大企業の代表格と言えばトヨタ自動車ですが四期連続史上最高益を更新し、安倍さんの思惑通りに事が進んだ。
ところが水が一滴も落ちてこない。
何故か?
今日本の大手メーカーが作ってるものは何ですか?
自動車、機械、電機、エレクトロニクス、電子部品。
全部凄まじい価格競争になっちゃってる。
だから要するに利益配分が出来ないような価格でしか、部品単価が上げられないような価格でしか、手間賃工賃が上げられないような価格でしか売れない。
だから産業構造の転換をしなきゃならない。

大企業の社員の給与、ボーナスは増えましたよ?
しかし中小零細企業で働いてる人たちの賃金は上がっていかない。
なぜ上がらないのかというと利益配分が起こらないから。
その事に安倍さんは気が付いたんですよ。
「大企業の業績をいくら回復させてもダメだ、もうやめた」と。
そこで「一億総活躍社会」。
それは何かというと働く人の数を増やそう。
一家で考えてもらうと分かりやすい。
今まではお父さん、メインプレイヤーの収入を増やすことがアベノミクス第一幕だった。
それが一昨年の9月以降何をやったか?
一億総活躍社会で女性、シルバー層にも働いてもらう。
つまりお父ちゃんの給与が増えないから働く人の数を増やして世帯収入を上げて行こうというのが今やってる事なんですよ。

結局2017年、俺たちの給料は上がるのか?
上りません。
世帯収入を上げていくことを目標にしてますから、上がらないのは2、30年続くと思う。
産業構造が転換してAIなんかが日本の経済を牽引する時代がおそらく20年後、30年後にやってくるでしょう。
そうなったら中小零細企業にもきちんと利益配分が及んでいくでしょうからきちんと給与、賃金も上がるでしょう。
それまでは上がらないと思うなあ。
ただ、家族単位で働いて収入を増やしていこうという考え方は決して間違いじゃないと思う。

日銀ベースで言えば市中にどれくらいお金を出すか?金利をどう付けるか?という金融政策。
政府レベルではアベノミクスの様な輸出環境をどうするかとか円高とか所得の総数をどう増やすか?という政府の政策。
しかし経済というのはやっぱり国民が作るものじゃないか?
つまり国民が技術をイノベーションし、新しいビジネスモデルを作り、魅力的な製品を生み出す。
今度買う側は、相続税を残さずに楽しく使っていく。
そういう社会にならないと。
アベノミクスが失敗したとかしないとかそういう事を議論してたら日本の経済というか我々の人生は楽にならない。
例えば日本の住宅を見ると非常に貧弱。
しかし昔は1000万戸の新築を作ってました。
それが今は70万とか80万戸になり非常に貧しい家に住んでる。
そしてこまめに電気を消したりしてる。
省エネしたり分別したり、使い捨ててない。
それで経済が良くなるとは思えない。
日本があるべき姿になった後にそうなるなら分かるんだけどまだそうなってない。
例えば日本の道路。
道路の長さはぼろい道路も含めれば主要先進国の間でもまあまあなんだけど、都市間の移動に関しては諸外国に比べて物凄く遅れてる、遅い。
それから子供が通学中の通学路で交通事故で死んだりする。
こういう風に我々が生活するうえで決して満足できる状態じゃない。
その状態で放置しながら同時に節約しろという宣伝が行き渡る。

技術革新がありビジネスが改善され面白い製品を作り、そして住宅が良くなり自動車も良くなり、みんながちゃんとした生活ができるようになるところまではやっぱり日本は行くべきだと思う。
病気をしても心配いらない。
お母さんが保育園に預けている子供をどうやって迎えに行くか?家族に必死になって連絡を取って迎えに行く。
そういう惨めな生活が我々の目標じゃない。
今の女性は物凄く大変ですよ。
スーパーで買い物した荷物を抱えて「あなた!あそこに行って!」ってこんな風でしょ?
なんでこんな生活しなきゃいけないの?
我々が目指す生活はそうじゃないはずなんですよ。

雇用にしても多くの人が非常に不安定な雇用環境になって、首切られたり安い賃金だったり奴隷的に使われたりする。
会社の社内会議に銀行屋が来るんだけどそいつがなんて言ってるか?
「株主の利益のために頑張るんだ。この会社はROE、つまり持ってる資産に対してそれを冒険的に使ってない。もっと冒険的に使って持ってる資産に対して利益率を上げてくれ」と指導に来る、大手の銀行が。
そこでこう反撃します。
「そうですか、銀行さんから見るとそう見えますか。私たちは何のために会社をやってるかといったら従業員の幸福のためにやってます。毎回取締役会では我が従業員を幸福にしようと宣誓してからやってます。考え方が全然違いますがあなたの銀行はそういうお考えなんですか?」と言うと相手は黙っちゃう。
全部受け売りなんです。
要するにアメリカがグローバリゼーションと言ってるからグローバリゼーションだ。
違います。
日本国は日本人を幸福にするためにある。
しかし今は全く幸福じゃない。
居住環境もだし、特に女性の生涯。
僕は決して女性が働かなきゃいけないとは言ってません。
育児と出産が一番大切な事ですけど、働きたければそれが悲惨なものにならないような体制を取らなきゃいけない。
でもそれは一部の優秀な大学を出た女性だけで、近くにお母さんが居て子供を見てくれる環境に居る人だけがやっていけるような環境を作ったってしょうがないです。
だから日本国でありながら日本の経済とかみんなの暮らしが良くならない方向に行く。
家電リサイクルでも元々500円で処理できてたものを3000円に上げて税金を上げる。
こういう経済は嫌です。
今は多くの人が貧乏だと思います。
やりたいことがお金の面でも出来ないと思ってます。

古い家庭だけに固定して「男性はこう、女性はこう」という時代じゃない事だけはハッキリしてる。
家庭を大切にする人も居れば、個人生活として人生を送る人も居る。
簡単に言えば多様化の時代。
それに応じてそれぞれの価値観を認めて、そして日本の経済力を生かして発展させて、個人が幸福になるような、政策もそうだし税制もそう。
ところが今税制でも、大企業が持ってる内部留保は350兆と言われてます。
対外純資産は360兆ある。
合わせて700兆円。
勤労者は大体7000万人ですから1人当たりおよそ1000万円のお金が働いてる人に来るべきなのに、どこか空中に漂ってるんですよ。
空中に漂ってるものを財務省が1000万円の借金だとか言うからみんながビビる。
不幸な方に不幸に方に行かせる。
分別だってそうで、あんなもんやる必要ないんだから。
名古屋市なんか分別したものを全部まとめて鳴海工場で焼いてるんだから。
非難されないように一回業者に迂回させて焼いてるだけだから、業者に5円くらい渡して。
そういう事をやってるんだから。
だからそういう事を一切やめる。

日本人が幸福になるように、普通の生活ができるように、職業が安定するように。
職場では会社を大事にして皆が一生懸命働けるような素地を作る。
そういう方向に進んで行かなきゃいけないと思います。
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