東証、一時今年最高値。円安進行で

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円安と株高はワンセット。
これは理屈も一応付けられます。
輸出関連業種が大きく業績を回復してきて株価が上がるからそれに引きずられて日本全体の株価が上がるという理屈はあるんだけど理屈じゃないです。

投資家やヘッジファンドなどの投機家サイドから見ると別にそういった図式で「円安が進んだら株を買いましょう」とか逆の「円高が進んだから株を売りましょう」という発想をしてるわけじゃなくて言ってみればワンセットで仕掛けてる。
トレンドとしてアメリカの利上げという一つのイベントがありました。
でそれが実現しました。
それでどっち方向に進むのかというと明らかにアメリカは金利上昇してドル高に進みますよねぇと。
それが前提になって「じゃあ円売り、株買い」とこれをワンセットでやってる。
この動きがものすごい勢いで、物凄い量起きるものだから今起きているような状況になる。

僕が一番注目してるのは円安株高の関連性がいつ切れるのか?
かつては違ったんですよ?
アメリカの株価が上がってくると引きずられて日本の株価が上がってくる。
そういう連動性があった。
それに為替はほとんど影響が無くてアメリカの株価に日本の株価が引きずられていく。
この連関性がある時を境に途絶えるんです。
潮目が変化した。

すぐに潮目が変化しないまでも、どういったシナリオでいつ潮目が変化するのかというのが今後の一番の注目ポイントだと思う。
要するに今は投資家は考え無しに円安株高のセットで進んでますから。

大企業が大きく業績を回復してきて、安倍政権発足後殆どの輸出関連企業が一部を除けば四期連続史上最高益を更新してる。
その大企業が適正に中小零細企業に利益分配していれば賃金は上がっていくんです。
それが行われていない。
なぜ行われていないかと言うと大企業が中小企業に対して部品単価とか手間賃工賃を上げてないから。
これは別にケチで上げてないわけじゃない。
例えば日本の薄型カラーテレビ。
10年前は1インチ当たり1万円でした。
つまり30インチのテレビが30万円だった。
ところが今日においていくらなのかというと日本のメーカーはもうそれじゃあ作れないから作ってないけど、秋葉原では1インチ1000円。
4kのような高品質のものを除けば従来30万円で売られていたものが3万円。
値段が物凄い下落してきてる。
殆どの工業品がこういう状態で、利益分配したくても出来ない状況。
つまり部品単価を下げなきゃやっていけない。
手間賃工賃を下げなきゃやっていけない。
じゃあ何をしたらいいのかというと産業構造の転換。
もっと言うと中小零細企業に利益分配できるような製品を作るというところに行かないと、この円安株高の恩恵は勤労者には及んできません。
何が足りないのかというと産業構造の転換なんですよね。
関連書籍 「日本病」経済の真相! ~株高・円安は間もなく終息する
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