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凡将山本五十六

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日米で広島と真珠湾を相互訪問しました。
これで来年トランプさんが日本に来て靖国神社を参拝すれば戦後レジウムは終わり。
ただこの手の事は結構難しくて、双方がお互いに酷い目に遭ったところに行くのが一番いいんです。
真珠湾だと日本が一方的だし広島だとアメリカに一方的にやられてる。
だから実はあんまり良くない。
硫黄島辺りで「お互いに死んじゃったからもうこういうのやめようね」というのが一番いい、外交儀礼的には。

ちなみに真珠湾攻撃は大失敗だと思ってます。
凡将 山本五十六 (徳間文庫)という絶版になった本があるんだけど是非読んでください。
すごくいい本です。
真珠湾攻撃をやったことによって日本は負けたんですよ、大東亜戦争に。
山本五十六の連合艦隊司令長官としての能力の無さは半端ないです。
作戦が全部ダメ。
虎の子の日本のエアストライク(空襲)の手の内を全部見せて、しかも真珠湾って沈めても浅いから引き揚げればまた来るんですよ。
そんなところで戦闘艦だけ攻撃しても意味が無いし、石油タンクも攻撃しないし占領もしないで帰ってくるわけです。
空母も撃ち洩らしてるし。

当初の作戦はフィリピン沖でフィリピンをフルボッコにして、フィリピンを助けに来たアメリカ艦隊とフィリピン沖で刺し違える。
最悪そこで連合艦隊が全滅してもアメリカ軍も1000人単位で死ぬのでこれでもうルーズベルトは大統領を降ろされるだろう、公約違反ですから。
「若者を戦場に送らない」と言って大統領になったのになんでこんなに死んでるんだという事で共和党がバカ勝ちして終わる。
もしくは最初から真珠湾行かないでウラジオストクまさかの空爆もありだった。
これはアメリカの作戦参謀だったウェデマイヤー中将が日本はどうすべきだったかという事を書いてる。
第二次大戦に勝者なし〈上〉ウェデマイヤー回想録 (講談社学術文庫)という本で語っててこれもまた絶版なんですけどこの本の一番最後で日本はどうすべきだったかを語ってて「真珠湾じゃなくウラジオストクを攻撃すべきだった。そうすれば極東ソ連軍はモスクワを助けに行けない。そうするとドイツに席巻されてウラル山脈の鉱物資源がドイツの配下に入って東部戦線に異常なしになると完全に西部に集中します。そうなると西部戦線はぐちゃぐちゃになって、イギリスも青色吐息の状態でアメリカの参戦も恐らく物凄く遅れ、勝てないけど少なくとも負けはしなかったんじゃないか?」とウェデマイヤーは言ってる。
そういう戦略的な視点でやってる人が誰も居なくて、昭和の学歴エリートどもが、しかも左がかってる、コミンテルンのスパイが沢山入ってますから。
陸軍にも赤い軍人がいっぱい居て、最後の和平工作だって「ソ連を通じてやろう」と言いだす馬鹿な奴が居たし、これも「ダメだよ」という打電がもう来てるのにそういう情報を使わない。

僕は昔の人がやったことを全肯定するのはおかしいと思う。
もうちょっとちゃんとやればあの戦争はあそこまで悲惨な負け方をしなくて済んだんですよ。
だけど海軍兵学校、陸軍大学校のエリートどもは机上の空論は得意なんだけど実際戦争してみたらすごく弱かった。
でも現場の兵隊さんは凄く強かったし、特攻という悲惨な作戦もみんな付き合ってやったんですよ日本のために。
そもそもあの状態に追い込まれたダメな作戦作ったやつと、特攻をやるという時点で、そこでもう考え直すべきだったんですよ。
「こんな事やってはダメだ。こんなの戦略じゃない」と怒った人も沢山居たんだから。
やっぱりそれは分けて考えないといけないなと思う。
関連書籍 凡将 山本五十六 (徳間文庫)
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