日本とロシアが1千億円基金設立へ

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このニュースの記事の中に補足みたいにして「ただ日本の大手銀行は事業への融資に慎重な姿勢を崩しておらず、政府は資金を活用して事業を資金面で支援することにしています」と書いてて、この書き方も回りくどいんだけど要は日本の企業はロシアへの投資を嫌がってる。
安倍政権は領土交渉を進めるために経済協力と称して、しかしその経済協力に僕たちの税金をつぎ込んでそれがロシアのスポンジに吸われるようになる様な事はどうしてもやってはいけない。
どういう事かというと経済協力と言っても公金、税金を使うんじゃなくて民間企業が投資する。
それも単なる支援じゃなくてロシアに投資してロシアの中で新たなハイテク企業が興ったりするのを手助けしますという意味。
ところがこの日露の動きが出てから何と1社もロシアに投資したいという企業が無い。
それは例えば樺太で天然ガスを作って日本に送るという話の時に、日本の大手商社とか、ハッキリ言うと三菱商事とか三井物産とかいずれにしろ日本を代表する商社が参入したら最後の最後でプーチン大統領が要するに事実上ロシアの国のものにしちゃって、条件も釣り上げていった。
これをやられると政府間でも困りますけど民間企業はやってられないんですよ。
株主に説明がつかない。
したがってその体質が何も変わってない以上はいくら安倍政権がお尻叩いても民間企業はいかないんですよ。

だからこのニュースを記事にするなら「日本政府とロシア政府はロシアへの経済協力を推進するために1千億円の基金を設立することを固めました」。
そのすぐ後に「これは日露領土交渉を見ても日本の企業が大手銀行も含め投資、出資に慎重なため呼び水にするために国民の税金を使うんです」という事を書かなきゃいけないんですよ。
これをやってくれないとメディアリテラシーと言って「国民の側がメディアを正しく活用しましょう」という様な事をメディアも言ってるけどそんな事言う前に記事を正さないと。
国民は忙しいんですよ。
これプロの記事ですよ?
プロがまともな仕事をしてくれないと。
野球も本物の大谷が投げ込むからみんな忙しいけど見に行くのであって、プロの記事があって初めてメディアリテラシーが活用できるのであって、これはほんとに情けない話だと思う。
日露首脳会談まであと8日の段階でこんな腰の引けたことを書いちゃダメなんですよ。
実態はこうなんですよ。
民が主導しないと。
そもそも経済協力というのはますますそういう時代になってる。
日本経済も官が引っ張ってきた時代はもう終わらないといけない。
日本経済、日本政治、日本外交の自立のためには民間企業の考え方が変わらなきゃいけない。
上から補助金も含めてお金が降ってくるのを待つ日本経済、民間経済はダメなんですよ。
そうするとロシアが本当に民間企業にとってリスクの少ない投資先なのか?
それは株主に対する責任として、つまり株主はお金を出すわけですから。
出資してくれるわけですよ、庶民の方々も含めて。
そのために株式を上場してるんだから。
そのお金を過剰なリスクにさらすわけにいかない。
今のロシアだとそうなる。
という事は日露の交渉というのは「日本が経済協力してあげますから領土交渉に柔軟になってください」じゃなくてそもそも経済協力自体が、ロシアは投資条件を満たしてません。
情報の開示も全く足りないし、そもそも独裁というのは投資に見合わない。
自由と民主主義の意味が分かりますか?
自由と民主主義というのは本来口で言ってるだけじゃなくて人間の生活を良くすることであって、それは民間からお金を出したいという人が出てくる様にするために自由と民主主義があるんですという事をロシアに言わなきゃいけない。
残念ながら今の交渉がそうなってるとは言えない。

根っこにあるのはロシアは戦勝国で日本は敗戦国だから、ロシアの側がかぶさってきてもこっちは不利な条件で民間がためらうぐらいの貧弱な交渉しか出来ないというのも「日本は敗戦国だからしょうがない」ということが全国会議員にも完璧に刷り込まれていて、その典型が憲法。
そうでしょ?
「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない。国の交戦権はこれを認めない」。
それでどうやってみんなを守るんですか?
僕は相手が国でも絶対に戦います。
それが平和主義。
それをやらないと交渉はこうなるんですよ。
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