カストロ氏追悼準備へ

news2927306_38.jpg
一つ言えるのは共産主義国家の中で唯一粛清も虐殺も起こさなかった独裁者です。

共産主義革命は北朝鮮の金日成もそうだし、ソ連のスターリン、ルーマニアのチャウシェスク、こういう国に行くと街の至る所に銅像がある。
偶像崇拝です。
トップは王侯貴族のような生活。
そして秘密警察を使って国民の言論の一切を封じて国全体が牢獄のようになる。

政敵や自分にとって厄介な人は必ず全員虐殺、粛清。
中国もそうです。
毛沢東がどれだけ殺したか。

共産主義国家に産まれるとどんな小さな国であろうと大きな国であろうと必ず行われるのが虐殺と粛清と秘密警察による人民の支配です。
ところがキューバだけはそうならなかった。
これはカストロの存在があったから。
カストロは清貧の人でもあって、宮殿には住まないし貧しい身なりで粗食で全然贅沢をしない。
その意味で共産主義の独裁者の中ではただ一人の例外。
これは評価できます。
けれどこの部分は共産主義の中では確かにすごいと思うけど、キューバを60年見る限りやっぱりキューバの繁栄と発展を大きく押さえつけて阻害して半世紀以上国民に貧しい生活を強いた独裁者だと僕は思ってます。
但し他の共産主義国とは全く違います。
ルーマニアは国民の何分の1かがチックになって目をぱちぱちさせてて、要するに精神的におかしくなってしまってる。
ずーっと監視されてるから。
それで90年以降そういう状況の中で家族と暮らしてるので、コーラとチョコレートしか食べない、物を食べない子供だったり、まともに返事を出来ない子供だったり、大人も話してるうちにパニックになってしまったり。
だからこうやって精神を殺されていくんだというのを旧東欧で90年代前半に見てしまったので、やはり共産主義独裁がいかに恐ろしいかというのは身にしみて感じた中で考えるとキューバはその部分では何か救いがあって、カリブ海の海やそういった自然も彼らの心を明るくしていたのかもしれないとは思います。
関連書籍 キューバ革命勝利への道――フィデル・カストロ自伝
関連記事

コメント

非公開コメント