自民総裁「3期9年」有力、任期延長へ

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解散の問題と任期延長の問題はコインの裏表、表裏一体の関係にある。
まずそもそもなぜ解散風が変な風に吹いてきたのかというと「来年3月の党大会で改正」とニュースにあるように、これ本来は来年1月に予定されていたんですが3月に延期した。
その事を受けて「これは年明け解散もあるんじゃないか?」というムードがグッと盛り上がってきた。
そうは言っても衆院解散は適切に判断と主張してる。
これ聞く方も聞く方だよね。
いやもし「考えてますよ」と言ったらその場で解散になっちゃいますから。
だから聞いてもあれ以外の答えは出てこないと思うから、じゃあこれが意味があるのかというと全く意味はありません。
じゃあ実態はどうなってるのかというと来年1月の年明け解散は無いのではないか?
通常国会は一番何が大きな仕事なのかというと次年度、2017年度予算の成立が最大の仕事になってくる。
もし冒頭解散して1月末か2月に投開票日を設定したら、予算案の年度内成立はとてもじゃないけど無理です。
どんなに頑張っても、要するに衆参両院で3分の2以上あってもとてもじゃないけど無理。

過去、冒頭解散というか言ってみれば通常国会の頭で解散するというケースは2回しか無い。
直近で言うと海部内閣の頃。
その頃はバブル真っ盛りだったんですがもちろんその時もそんな時期に解散したものだから予算の成立が遅れに遅れて6月にずれ込みます。
とは言っても景気が良かったから景気経済にあまり大きな影響を与えなかった。
だからそういった事も出来たんだろうけど、じゃあ今は出来るのか?
アベノミクス、或いは景気対策、経済対策、これに全力で取り組みますと言っておきながら解散して予算案の成立を遅らせて景気の足を引っ張る様な事を安倍さんがするのかな?
しかも今週に入って二階幹事長が年明け解散に関して「もう覚悟を決めて指示を内々に出した」という噂がダアアアッと出回る。
こういった状況で民進党の方も浮き足立っちゃって、要するに水面下で90日プランと称して言ってみれば年明け冒頭解散を前提にして選挙戦の選挙戦略をスタートさせようとしてる。
或いは公明党の方も、来年は公明党にとって非常に大事な都議会議員選挙がある。
都議会議員選挙が何故大事なのかと言えば元々公明党の支援団体の創価学会というのは多摩地区を聖地にしていて、他の都議会選挙以上に非常に重要な選挙だから絶対に負けるわけにはいかない。
そこに全力投球しなきゃならないという事で「もしやるんだったら早めにやってください」という事で年明け解散という事に言及してるのも間違いない。
友党である公明党の配慮をして、予算をきっちり仕上げて、景気を良くしてという事を考えるとどんなに早くても来年の秋口じゃないのかな?
だからちょっと今は拙速に走り過ぎてるし、民進党は何を慌ててるのかな?

但しどうしてもやるという流れになるとするとどういう場面なのか?
12月中旬にプーチンさんが日本に来ます。
すでに新聞なんかで「2島で解決するんじゃないか?」と言われててこれが「2島プラスアルファ」みたいな事になってくると勢いが付きます、ある種の。
やっぱりかなりムードが盛り上がる。
その中で解散を打つというのはあると思う。
その時の狙いは何かと言ったら、そうなったらもう民進党は壊滅ですよね。
確かに自民党の各議員も年明け解散があるという前提でそういう指示を受けてみんなそのつもりで準備してる。
でもこれはフェイントである可能性が恐らく非常に高い。
どうしてかというとそうすることによって民進党の中が浮足立つ。
割れるという事がある。
本当に党を割る力は無いけど、もう既に中は相当割れてきてますのでそれが狙いだと思います。
野党潰しという事をこうなったら本当に本気で考えてる。
昔のように野党と与党がある程度の出来レースでやり合うというもう野党じゃないから「潰してしまえ」という方向には考えていると思う。

ただ自民党の総裁任期延長という話は安倍さんがというよりも二階幹事長がそれを後押ししてるという事なのでこれに反対する人は基本的に居ません。
だけど安倍総理に比較的近い、例えばかつてから安倍さんのブレーンだった様な人たちの中には「これはちょっと筋が悪いんじゃないか?」と言ってる人も居る。
というのはやっぱり権力というのは長くなるとどうしても腐敗します。
そして今も野党があの体たらく。
且つ自民党政権の中も安倍政権になってから要するに政高党低と言われてる。
つまり政権の方が強くて党が弱い。
こういう状況が続いてる事は安倍政権が盤石だという事も言えるけど、全く要するにそれに対する牽制材料が無い。
既に側近政治化してるんじゃないかという事も言われてる。
そりゃあ絶対そうなりますよ。
悪い事は耳に入らなくなりますから。
ましてや二階さんみたいな実力者が支えてれば余計そうなります。
その事をむしろ安倍さんに近いところで懸念してる声も実は聞くんです。
その人たちはどう言ってるかというと「3期9年の任期延長なんてことをしないで例えば任期が来たら総理を交代して、やっぱりその人が頼りないというのであればその時にもう一回出ればいいじゃないか?」と。
「別にワンポイントリリーフ扱いするつもりは無いんだけど安倍さんの年齢から考えたらそれだって可能だろ?」と。
つまり本当に指導者として力があるんだったらそれもアリだよね。
例えばこの例もあんまりなんですが「ロシアのプーチンもそうしてるじゃないか」と。
特に外交関係に関しては殆ど安倍官邸がやってるみたいなところがある。
そういう意味でじゃあ誰が引き継げるの?というのはあるけど例えば安倍路線を引き継ぐからという理由で安倍さんの秘蔵っ子みたいな人とか、今名前がちらほら挙がってるような人たちがやっても多分相当弱弱しくなる可能性が高い。
そういう意味でポスト安倍が居ないという事が今の安倍政権の最大の弱点でもある。
次回に続きます。
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