消費者心理、2カ月連続で改善

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こういうアンケートが信用できないという人が居ます。
景気が良くなってお金を使い始めるタイミングって個々人で違います。
派手好きな人はそんなに景気が良くなってないうちからバンバン先行投資気味に使うし、逆にものすごく慎重な人は周りがバンバン使ってるのに「いやいやこれは仮の景気だ」という感じで、どっちが本当なのか?
分からないでしょ?
分からないのでじゃあとりあえずアンケートや、もしくは株式市場における株価もそうです。
みんなで投票して決めた結果というのが、全体を代表する誰っていう個人は居ないんですけど一応それを全体としましょうという事。
全体って絶対見えないんですけど、全体を測るための色んな指数があります。
だから目を瞑って象を触ってるような感じなんです。
大体ココとココとココを触れば象だと分かる。
つまり大体鼻と足と尻尾を触れば象だと分かるみたいな感じで組み立てていく。
だからこの手のアンケートが信頼できないという人は「本当の姿が見えない」と言うんだけど本当の姿はどうせ最初から見えません。

じゃあ景気が良くなる時の兆候はどういう感じで現れるのか?
例えば日銀が政策を変更しました。
量的緩和で年間60兆の国債を80兆に増やしました、というニュースは普通の人はほとんど意識しません。
それを聞いても僕たちの生活にどう繋がるのかというのは分からない。
分からないのになんでこれが一般の生活に影響があるのか?
先に結論を言うと、それはシグナリングです。
色んなところでシグナルが出る。
まず最初のそのシグナルを捉えるのは誰かというと市場関係者。
市場関係者は量的緩和が20兆増えたという事をシグナルにして、まず金利が下がります。
だって日銀が沢山国債買ったら国債の値段が上がっちゃうから金利は下がる。
つまり買う人が増えると値段が上がって、その上がった分だけ金利がどんどん圧迫されて金利が下がる。
金利が下がると企業は調子が良くなります。
すると株を買う人も債務が多い会社とかでも「金利が下がったからもう大丈夫だな」となって「これはさすがに低評価だな」という事でゴミ株みたいな奴がちょっと上がったりする。
ここまでは金融関係者と金融に詳しい人の動き。

株価が上がりました。
するとここでちょっと変化があって、一般の人で株を持ってる人がちょっとキャピタルゲイン(資産価値の上昇による利益の事)して気分が良いので、百貨店で使い始めたりする。
今度それを見ていた金持ちなんだけど株持ってない人が「あなた羽振りがいいわね」みたいな感じで「私もちょっと使おうかな」という事でちょっと使う。
こういう感じで連鎖していく。
で、その細かい連鎖を一億人全員追えというのはバカな話です。
「一億人全部追えないから無効」とか言ってる人も居ますが、これはバカな発想。

統計的に考えるとそういうシグナルが伝播する。
まず市場関係者に伝播して、次に株とか持ってる人に影響して、次は土地です。
土地は金利に関係しますから土地の実物資産に対して影響が出て、利回り計算が変わってきます。
そうすると建物建てて土地買って新築しても「利回り的にOKだな」というのが成り立つと、建物建ててそこにテナント入れたりし始める。
そうすると建物建てる会社と入ってくるテナントで売り上げが上がればそこも調子よくなる。
実際売り上げが増えると「なんで売り上げが増えてるんだろう?」という感じが気が付かない。
日銀が金融緩和したから風が吹いて桶屋が儲かってるんだけど気が付かない。
でも儲かってるから使う、「日銀なんか関係ねぇ」とか言って使うんだけど実は「スゲー関係してんじゃん」という事。
僕から見ると繋がってるんだけど見えないんです。
それを一億人分は追えないのでザックリ追っていくとというのが経済学です。
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