手打ちpart2

71cc6f8c4bfd8aa6396125132281234b.jpg
麻薬は切実ですよ。
大統領に就任してから180万人近くの「麻薬を使用しています」という人が名乗り出てきてた、「殺されるよりはましだ」という感じで。
日本で報道されたのは「3000人近くの無実の人が麻薬の売買人として殺害されている」という事なんですが、これもフィリピンの人が言っている事実は、貧困が底辺にあるので警察や自警団が賄賂を貰って密売人を逃がしたり匿ったりしていて、大統領が就任してから物凄い強烈な浄化作戦が始まっているので自分たちの売人との癒着がばれるのが怖くて殺害したとか色んなケースがあるんです。
そういう細かい検証も成されないまま「無実の人まで殺害された」みたいに過剰な報道がされているという一面がある。

ドゥテルテ大統領の支持率は今91%ですから、それをどう見るか?
9割の支持率という事は単に今フィリピンの人たちがその場限りで熱狂しているというよりは、やっぱりフィリピンの人たちにとっても切実な問題だったんですよ、この麻薬の蔓延と治安の悪さは。

一応この人のやり方は独特なんだけど、フィリピンは植民地支配されていたという事があるからそれに対する反発や、或いは自立心を表明することは悪い事じゃない。
そして「親中」というレッテルを貼るのは本当に早計だと思います。
この人特有の駆け引きはやっぱりあるんですよ。
それからフィリピンは経済的にあまり良くないという国情がある中での独特の駆け引きという事があるんだけど、ただここでこの手打ちという言葉を出したのは、その手打ちの手引きをしたラオス、カンボジアという国々はどっぷり親中です。
それどころか中国に隷属させられると言って間違いない。
ラオスは本来であればあの地域の干渉国家になっていい国なんだけど、ただ戦後の流れを見てもカンボジアやラオスはもう完全に中国の勢力権下、特に中国共産党の勢力下に組み込まれた国といって間違いない。
でカンボジアやラオスはそれぞれの国、それぞれの地域の元々のいわゆるエスタブリッシュメントやエリートは殆ど粛清されました。
そういう歴史を持っているそれぞれの国が、ASEANの中でも中国の子分として働くという構図が出来ていてそしてラオスで開催されていたASEANの会議では中国が作ったイメージビデオが開幕と同時に流されて、それ以外のASEANの国々はあんぐりみたいな。
そして最後にドゥテルテ大統領を表面的ではあるけど手打ちという様な演出に持って行く。
こういう国々もあるわけです現実に。

今日本がそれでもアメリカと協力しながら、その中で出来るだけこちら側に引き寄せたいと思ってる国の一つがミャンマーです。
ミャンマーに関してはASEANの国の中でも非常に資源も豊富だし国としても大きいし日本とは歴史的な関わり合いも非常に深い国。
これらを考え合わせれば、アウンサンスーチーも日本に来ることだし、民間では井本さんのように頑張って向こうで色んな事をやっている人も居るわけですから、これからますますミャンマーとの関係というのを日本は重要視していくべきだし一方でフィリピンも非常に個性的な大統領ではあるけど安倍総理とは会談してるんです。
それから岸田外相とも会っている。
外国の閣僚で初めて会ったのが岸田さんですから、そういう意味で日本に対しては、もちろんお金という分かりやすいものはあるんでしょうけど、これからは投資も呼び込みたいという事でドゥテルテ大統領就任後に一番最初にやった事の一つとしては外資の規制を緩和した。
要するに合弁の時に外資が50%株を持てるように変えたという事もあるので投資の環境も少し改善しているから日本の企業ももっと来てくださいという事でもあると思う。
ですから扱いやすい人ではないけど、でもフィリピンも日本にとって非常に重要な国に再びなりつつある。
ある意味大変ユニークな指導者が出て来たんじゃないか?
注目に値する人です。
「人権問題を国連のパンギムンなんかにとやかく言われる筋合いはない」とドゥテルテ大統領は言った。
ほんとにその通りで、パンギムンの事を「バカ」と言ってた。
ほんとに人権問題は北朝鮮も含めて朝鮮半島の事をなんとかしろよ。
ドゥテルテもそう思ってますよ、「あまり綺麗事言うな」と。
アメリカにしても昔フィリピンで何十万人も殺してますから。
それをドゥテルテさんは会議の席上でも言ったんですよ。

それから麻薬に関して言うともちろん中国から麻薬は流れているし、中国人が商ってるという事あるけどアメリカだって麻薬の一大消費地でもある。
そういう意味でドゥテルテさんのような考え方の人から見れば「いいかげんにしろよ」というのはあるんだと思う。

インドネシアでフィリピン人の女性が麻薬の罪に問われて死刑判決を受けていた。
前のアキノ大統領は「この人を助けてくれ」という嘆願をしてた、インドネシア政府に対してずっと。
それが大統領がドゥテルテに代わったら「いいです、やってください」と。
そこは変に筋が通ってるんです、この人の中では。
つまり麻薬がいかに社会をダメにするかという事をこの人はなんか非常に身に染みていて、インドネシアやマレーシアやシンガポールというのは非常に厳しいです。
そこでの法律で死刑というのであれば「やっちゃってください」という風に方針をバッと転換した。
前の大統領は「自国民だし何とか助けてください」とお願いしてたんだけど、「もうそんなものはいい」と。
だからこの人の中に麻薬の撲滅という事がものすごく強くあるんでしょう。

中国人の血が入ってる入ってないという話も、こういうおじさんってよく居ませんか?
なんかよく分からないリップサービスと暴言を言う。
日本の田舎にもかつて居ませんでした?
まあそういう人だと思うんですよ。
でこの人の今ダバオでの事実婚状態にある女性も中国系だという話はあるんだけど、但し東南アジアの特にエスタブリッシュメントに近い人達には中国系の血が漏れなく入ってますから。
だから親中だとか言い出したらきりがない。
シンガポールのリー一族だって中国系そのものです。
リーシェンロンは今は中国とはそれなりに当たり障りなく付き合ってるけど、いとこは「確かに我々は一応血統的にはチャイニーズなんだけど中国に帰属意識なんかあるわけないじゃない、あんな酷い国に」と言ってましたから。
それが普通なんですよ。
それはシンガポールでもタイでもみんなそうです。
元々は中国から先祖が来た。
でそのまま中国系同士結婚してるんだけど「いやそれとこれは全然違う」と。
これは普通の事なので、日本人が「あっちの血が入ってるからもう完全に向こうの言いなりなんじゃないか?」という事じゃない。
日本の政治家とは違いますから。
日本の誰かと違いますからそこは。
関連書籍 億万長者になりたければ、フィリピン不動産を買いなさい
関連記事

コメント

非公開コメント