豊洲問題解決へ決意。小池知事、初の所信表明

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8回目の調査にして地下水から基準値を上回るベンゼンが出た。
予てから言われてました「盛り土がありませんでした」と。
で、この事がきちんと報告されたり、或いは情報開示がされなかったという問題。
そして豊洲の新市場とされてるところの安全性がきちんと担保されるのかどうか?
この二つは分けて考えた方がいい。
というのは、「では今の築地市場でいいのか?」という事になるんですよ。
やっぱり開放型の市場をそのまま使っているという事がいい事なのか?
そして地下水の問題はむしろどちらかと言うと過剰な対策を取ろうとした、東京都が。
というのは2008年から2009年にかけて相当騒がれたから。
本来だったらそこまでやる必要が無いのに、要するに2メートルの切土をし、それに対するプラス2メートルの盛り土をして且つ表面をまた覆うというのは基準よりもかなり上回った対策。
それをしたという事だったんだけど一部の所には盛り土が無く、地下が空洞になっていた。
ただ地下は空洞になってるけど結果としてその事で建物全体の安全性も含めて問題が無いという事が確認できればこれはこれで豊洲の市場は使って行けるだろうという風に判断せざるを得ない。
例えば地下水の問題は確かにイメージ的には怖いと思うけど実際は市場の業務そのもので地下水を使うわけではない。
東京には他にも市場がありますけど、じゃあそこの地下水はどうなってるの?という問題もある。
中には「豊洲で問題があるという水で洗った魚を食べられるのか?」なんて事を言って豊洲への風評被害を拡大させているアホな関係者もいる。
いや別に地下水で魚を洗うわけじゃないですから。
それこそ市場で使っている水というのは東京都が世界に誇っている東京の水道水です。
だからその辺をちょっと分けて考えないといけない。

一部言われているように豊洲という場所に対してネガティブなイメージが付いてしまってどうやら不動産の価格が下がり始めている。
もしこの問題が長引いて豊洲に対する風評被害が生まれるという事になってくるとその方が東京都全体としてマイナスが大きいです。
もしそうなったら豊洲に引っ越すという事を考えてもいいかもしれません。
東京以外にお住まいの方は分からないかもしれませんが豊洲ってかなり便利な場所なんです。
下がるんだったらそれも悪くないのかもしれない。

もし万が一、今ほぼ出来上がっている豊洲新市場を使わない、断念するという事になった場合「買いますよ」という大手流通が食指を伸ばしている。
ですからこの問題をどう着地させるのか?
小池都知事も思案のしどころだと思いますが、オリンピックの問題と両方あります。
無論違うチームで色んな検討はされるにしても、重点としてはオリンピックの問題の方が相当厄介だと思います。
ですからこの豊洲の問題は早く着地点に向かっていくという方向性を出す方が良いと思う。

それからもう一つちょっと皆さんには誤解があるかもしれませんが、豊洲への移転の費用、新市場の建設費も含めてなんだけどこれはどういうお金で出来てると思います?
よく税金の無駄遣いという言い方をするでしょ?
この豊洲新市場の移転費用の中には一般会計からのお金は使われていません。
要するに今の市場というのは公営事業なんです。
ですから貯めてあるお金というのがあってそれが基本的な財源になってます。
それと後大きなところとしては今の築地市場、移転するとそこは無くなります。
これを売却するという事でそのお金を見込んでそれを移転の費用に充てるという事なんですよ。
ですからちょっと誤解があるかもしれないのは都の一般会計の中からこの移転に絡む費用に使われているということは無いんです。
やっぱり事業ですから、その事業で今まで収益を得ている。
この収益の中から要するに移転をして新たな設備投資をして行って事業をもう一度活性化していくために移転をするわけですから。
そこら辺にちょっと誤解があるのかなと思うんですが、この事も実はウェブサイトでQ&Aを公開しててそこには出てるんですよ。
ただ我々はこの問題が今のように騒がれなければそんな事にはあまり関心は持たないわけで。
で騒がれると「また税金が無駄遣いされてるんじゃないか?」という風にワアアッとなるんだけどこれに関してはちょっと誤解があるのかなというところもある。

但し市場そのものが例えば80年代の終わりくらいの最盛期と比べれば取り扱いが大体4割減ってる。
つまり最盛期の6割くらいになってしまっている。
そういう中でこの市場をもう一度どういう風に活性化していくかという事も凄く大事なんだけど、今は中央市場で価格を決定して行くという時代じゃなくなった。
例えば大手流通は自分たちで直接産地から仕入れをしてしまう。
特に築地市場は今の開放型でやっていて昔ながらの市場を嫌うという流通も存在することは確かです。
ですからそういう中で施設が新しくなりますという事だけじゃなくて、今後どのように取り扱いを増やしていくのか?
ビジネスとしての一番の課題は本来そこにあるんですよ。
だけど地下水の問題で右往左往し過ぎ。

2008年くらいにも地下水や土壌汚染の問題が言われていたんですがその時に思ったのはこれはどちらかと言うと反対のための環境問題惹起というのが起きているなというのはすでにその時には感じていました。
それが今日まで続いている。
で市場がそういう形で凋落して行って損失が出てきていた。
この市場そのものの損失に対しては一般会計からお金が入れられていたという事はありますけど移転費用そのものについてはその市場の収益の中からのお金と売却費用という様な形で賄われるという事になる。

2008年、2009年の時点で当時は今よりも多くの人たちが反対と言ってたんだけどその業者の7割以上が債務超過に陥っていた。
移転もままならないという懐事情があった。
都はそういう人たちに「じゃあ低利で貸し付けをしましょうか?」と言ったんだけどやはり債務超過である以上つけも難しいという事情があった。
その後移転を断念して廃業するとか色んな人が出てきたんだけど、今も実はかなり債務超過状態に陥っている業者は少なくないのが実情です。
ですから移転を機にこの市場そのものをどう活性化していくか?
むしろこっちが重要な問題、将来に向けて。

最後に言いたいこと言います。
盛り土だから何なんだよ?
空洞があるから何なんだよ?
使えるのか使えないのかが重要じゃないのか?
関連書籍 「社会の裏側!」 14……築地市場移転の本当の狙い!この裏に、電通と日本TV、そしてGS社が蠢いていた! ニッポン人の心と体を救う山田流「時事呆談」: 豊洲の汚染問題の陰で、水産物の流通を外国資本に支配させようという試みがある
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