もんじゅ廃炉前提に見直し、政府が年内結論

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共同通信が「もんじゅが廃炉になった場合でも核燃料サイクルは維持されます」と簡単に書いてるけどその後に「もんじゅに代わる高速炉の研究云々」とも書いてあるんだけどこれはやっぱり無茶な話で、僕は原子力発電所で必要なもの、あるいは安全を確認したものは再稼働してくださいという立場で、福島とチェルノブイリは違うという事をずっと言ってきたんですが、実は原発から出る核廃棄物は量はとても少ない。
むしろ火力発電から日常的に出るものと比べても、漏れた時の影響は最低最悪だけどしかし量としては実は多くない。
でも出ることは出る。
核燃料サイクルというのは簡単に言うと、10万年かかってやっと半減期に入るプルトニウムみたいなものを増やすわけにいかないからこれを何とか減らす方法は無いか?
それを高速増殖炉というもので燃やして減らす。
それによって原発が維持できるという事をやってるはずで、このもんじゅを失うという事は「政策は維持される」と共同は簡単に書いてるけどフランスがやりたいと言ってるまだ海のものとも山のものともまだ言えないようなもの、そういうものに乗っかるという安直な話なんですよ。
そうすると廃炉が今本当に必要なのか?
まずもんじゅは何で止まってるかというと、普通の原発は水で冷やすんですけど高速増殖炉はナトリウムで冷やす。
そのナトリウムは水とかと接触すると爆発する性質があって扱いが難しいんですが、それが漏れてしまった。
平成6年に臨界に達して翌年に漏れてしまった。
その漏れたのを隠した。
正確に言うと映像を隠した。
それで「悪い奴だ」になって、その映像を隠したりするのが悪いという事と、もんじゅそのものが良いのか悪いのかという事がごちゃごちゃになっちゃって「とりあえず隠したりするのは悪いから運転するな」になって、政府も国民の税金で作っておきながら、それを隠したことは悪いけど運転は必要だという事を言わずに世論が怖くて選挙が怖くてもう黙っちゃった。
それでずーっと、年間200億円とか掛けながら放ったらかしになってようやく運転を再開したら今度は重大なものを落とした。
落としたことは悪いけどそれはもんじゅの根本的欠陥かというと明らかにオペレーション、運転の問題です。
それがもんじゅそのものの問題みたいにされてるんだけど、どこがどう問題なのかよく分からない。
というかハッキリさせないままそのまま塩漬けにしたから「もうお金掛かり過ぎるからやめて、一旦そこで打ち切ってフランスが作るやつに乗っかりましょうか?」というこんないい加減な話があります?
だから必要なのか?必要でないのか?安全なのか?安全じゃないのか?という事と隠ぺいする体質と事故を起こしやすい運用の問題、それがぐちゃぐちゃになるというのが他の原発でも他の事でも何もかも一緒くたにされてる象徴なので、これは経済産業省が「廃炉をやれ」と言ってて文科省は「それはおかしい」と言ってるんですがそういう象徴同士の対決じゃなくて官邸が本当は冷静な判断をすべきだったけど菅さんがもうここまで言っちゃったらこれはもう廃炉に行きますよね?
これも日本のエネルギー政策、原子力政策がありとあらゆる面で歪んでる一つの証拠だと思います。
関連書籍 さようなら、もんじゅ君---高速増殖炉がかたる原発のホントのおはなし
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