女系天皇と男系天皇

女系天皇と男系天皇
女系と男系、これは微妙な問題があります。
女系になった場合、ある意味万世一系ではなくなります。
男性のDNAというのは性染色体がXYです。
女性の場合はXXです。
そうすると男性の場合父親はXYを持ってる。
母親はXXを持ってる。
そして子供は父親のXYから一個貰い、母親のXXから一個貰う。
この時父親からX貰って、母親からもX貰うと娘になります。
父親からYを貰って、母親からX貰うとXYで男性になります。
そして息子息子息子息子息子と何重代続いても実はY染色体はずっと一緒なんですよ。
ところが一旦女系天皇になってその子供が仮に天皇陛下になった場合、Y染色体は一旦そこで途切れます。
別の婿を貰って、その婿はXYですからその子供は別の婿のY遺伝子を引き継ぐんですよ。
つまり染色体レベルで言うとずっと万世一系だったY染色体はそこで別のY染色体を貰う事になる。
これ良い悪いは別にして遺伝子レベルで見るとこういう事になります。

日本人にとって天皇というのはどういう存在なのか?
難しい問題なんですが、ただ西洋や中国とは全く違うということは言えます。
日本の天皇家は鎌倉以降、一切政治に係わってない。
つまり為政者じゃないんです。
絶対権力者でもない。
例えば鎌倉時代は北条家、室町時代は足利家がずっと天下を支配してた。
そして戦国時代になって織田信長、秀吉の後に徳川幕府が日本を支配してた。
つまり天皇家は1000年以上に亘って一切権力もないし、政治にも関与していなかった。
にも拘らずずっと日本人の心のよりどころだったのが天皇です。
ですから今から140年前に黒船が来て日本中が大騒ぎになった時も徳川幕府は最終的に天皇に裁断を仰いでる。
「どうしたらいいでしょう?」、つまり日米修好通商条約を結ぶことに関しては天皇家に「どうしたらいいでしょう?」とお伺いを立てている。
当時の天皇は「それはダメだ」と仰ったんですが、にも拘らず井伊直弼が天皇家の意向に逆らって日米修好通商条約を結んだ。
当時アメリカとだけじゃなくてロシアともイギリスともオランダとも不平等条約を結ぶんですが、彼らも最終的には天皇家が条約を認めていなかったという事でその後何年にもわたって天皇家に対して認めてもらうように働きかけています。
だからある意味政治に関しても非常に複雑な、諸外国にしたらとても理解できないような複雑なところはあるんですよね。
権威と権力を分化してという事で。

君臨すれども統治せず。
イギリスよりはるか昔から日本の天皇はそういうご存在でしたから。
そういう事を多くの日本人はもっと理解すべきです。
関連書籍 皇統は万世一系である
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