天皇陛下「お気持ち」菅官房長官「しっかり対応」

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皇室典範という名前の法律が皇族方の色んな事を規定してるんですけどその皇室典範を改正する、もしくは特別法、別の法を立てるという二つの方法。
それもさることながら、譲位というものを制度化するのか?もしくはしないのか。
制度化しない場合は現在の天皇一代限りの特別措置としてという事になる。
今の皇室典範には譲位の規定が全く存在しませんので、で譲位なさった天皇を何とお呼びするか?
称号や、皇位継承権があるのか無いのか?
そういう事が何も定まってない。
ですから皇室典範を変えて制度を作ろうというのも一つの主張なんですけど、制度論は大きな問題を孕んでいると思う。

明治に旧皇室典範が作られたときに同じ議論をしてます。
その時は伊藤博文が中心になって四つの理由で却下した。
一つ目は時の政権が天皇の意志に反して天皇を辞めさせることが出来るようになってしまったらどうなるんだという事。
もう一つは天皇が絶妙なタイミングで譲位、退位をすると言い始めることによって政治に圧力を掛けられる。
それから天皇を辞められたあとの元天皇、上皇が政治的に色々と力を発揮して、院政と言ってどろどろとした色んな問題が平安時代なんかにもあった。
ですから一度天皇になったものが随意にその地位を離れるというのは天皇の在り方としてよくない。
この四つの理由で、制度化が議論されたんですが明治時代には却下された。
これがもう一度議論されたのは昭和20年、終戦の後。
再び皇室制度が議論されたときにやっぱり同じ理由で制度化を見送ってます。
これがまた議論されたのは昭和天皇が82歳をお迎えになった時。
今の天皇陛下が82歳ですからやっぱりお年を召されて、退位なさった方がいいんじゃないかという議論が国会であったんですけどこの時に政府や宮内庁がやはり四つの理由を示して制度化を見送ってる。
ですからやはりいろいろ問題がある。
現に強制的に退位させられた天皇は居るんです。
例えば崇徳天皇もそうですし、あと幕府に圧力を掛けた天皇としては後水尾天皇や孝明天皇が居ますので、そうすると現在の天皇陛下に関して言えば恐らく問題は起きないんですが50年後100年後200年後を考えた時に分からないんですよ。
どんな政権が将来立つかも分からない。
ちょっと振り返ったらわずか数年前は民主党政権で鳩山さんが滅茶苦茶な事をしました。
あんな宇宙人が天皇陛下の事を決めることになるかもしれない。
暗黒の歴史ですよね。
できれば消しゴムで消してしまいたい政権だった。
鳩山政権は天皇陛下がたった三日間しかない葉山での御用邸での御静養中の真ん中の日に組閣しやがって、天皇陛下を東京に呼びつけるという事をやった。
しかも閣議決定が夜まで長引いて天皇陛下に毎週待ちぼうけを食らわせる。
ですからそういう将来皇室を何とも思わないような政権が立つことも考えられるので、150年議論した結果やはり制度化は良くないということになってる。
それは今の内閣法制局も宮内庁もその立場を踏襲していたところに天皇陛下のお言葉があったのでどうするんだ?という事になってる。
であれば現在の天皇陛下一代限りの特別措置として、天皇の退位に関する特別措置法なるものを作って対応するのがいいんじゃないのかな。
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