中国船対策、尖閣警備で巡視船増強へpart3

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そういう形で彼らはやってきてる。
そして絶対必勝です。
万一そういう事態が起きた時に負けてしまったら国家の体制そのものが崩れるぐらいの問題になる。
それなのにここまで威嚇してきてる。
それに対して従来の日本人の頭のまま少しずつ今調整をして、外務省にしても官邸にしても頻繁に抗議するという形を採っている。
でもそれって完全に平時の対応でしょ?
ちょっともう平時の対応では無理だという事をどれだけ早く国民に知らせるかという事はものすごく大事だと思う。

さらに踏み込んで言うと近いうちに戦後日本初めての防衛出動が発令されると思う。
問題はこれをどこまで迅速にやれるのか?
尖閣諸島に一丁事があった場合、シナリオ的には恐らく中国漁民が避難を装ってそこに上陸するでしょう。
で漁民が上陸した後に中国軍艦が自国民を助けるという名目で尖閣にやってくる。
さあそこで自衛隊はどうするか?
そこで小競り合い、或いは軍事的衝突が起きる可能性が非常に高い。
その時に自衛隊は武器を使えるのか使えないのか?
これは非常に難しくて、内閣総理大臣の防衛出動が発令されればこれは戦えます。

事が起こった後、防衛出動が発動されるまでに一体何時間かかるか?
これ勝負ですよ。
慎重な対応とか言ってたら時を失います。
少なくともそれまで安倍政権が続くことがまず第一。
何故かというと防衛出動そのものの決断が出来る政治家が今安倍さん以外ほとんど居ない。
これは深刻だけど事実だから。
その上でさらに問題なのが日米安保体制が本当に現場レベルで連携できているのかという問題を最近雑誌の正論で現職の自衛官が問題視している。
つまり現場と政権で必ずしも十分な意思疎通が出来てないんじゃないかという懸念がある。
日本自体の事で言うと自衛隊自体がどこまで持つのか?
これも今ものすごく緻密にシミュレーションし続けていると思うんだけど、単独で持つ日数というのはかなり限られている。
上陸を前提としたときに日米がどれくらい緊密に、それからその次の対応ですよね。
つまりその次の対応が向こうに見えているうちはやってこない。
だって一度撃退されたら彼らはもう無いわけだから。
だから撃退のシナリオがこちら側に堅固に見えているうちは挑発はしてくるけれどもという状態が続くと思う。

シミュレーションは出来てるのか?
当然あらゆる状況を想定しているでしょう。
それは政府も自衛隊も当然やってる。
相手がこう来たらこうするというのは、それは軍事的な事だから全部手の内を見せるわけにはいかない。
ただそれでも「来たらやるぞ」という意志、これは示すべきだと思う。
「なんだ、抵抗してこないじゃないか」と中国が思う事が一番怖い。
ですから「来たらやるぞ!」、その手の内はこちら側は見せるわけにはいかないけど「来たらやるぞ」という意思を中国にも国際的にも、日本はこのカードを出すべきだと思う。
この本気度合いを見せるという事が非常に重要ですよ。
喧嘩の鉄則です。
逆に喧嘩にならないための鉄則とも言える。
だから最初にどれだけそういう姿勢を示すかという事、これが戦後日本のいわゆる戦後レジームという奴?
要するに霞が関体制では「対応していく」。
慎重に対応していく事自体が文化だから。
今世界の論理は慎重に対応していく文化はとっくに終わっていて、喧嘩をするという文法に変わってる。
そしたら喧嘩したことが無い霞が関の官僚がこういう時に先頭に立てますか?
或いはシナリオを描いて総理に進言できますかというと、慎重に対応するシナリオ以外書けない。

防衛出動を即座に出せるのか?
それが心配だったのは今まで海上警備行動が3度発令されているんだけど、初めて自衛隊の海上警備行動が発令されたのが1990年の能登沖の不審船発見の時なんですが、不審船が発見されて自衛隊と海上保安庁の船が追いかけて海上警備行動が発令されるまで7時間か8時間掛かってるんですよ。
これがもし尖閣に上陸されて或いは尖閣で小競り合いがあった後に7時間も8時間も掛かるようでは大変な時間的損失です。
少しでも遅れると危ない。
一旦取られてしまうととんでもない事が起きる可能性がありますので。
一度取られたら終わりです。
後はアメリカが地政学的な重要性で、日本を越えてアメリカが先に動くという話になるのか?
ただアメリカにとってはそこまで中国が来るとなるともう他人事じゃない。
要するに日本のために何かしてあげるという話ではなく、あそこを地政学的に取られてしまうとアジア太平洋の軍事バランスが根本から崩れる。
だからその時に日本にどこまで対応力があるのか?という事に対してアメリカの見方も複数ある。

尖閣を守るためにアメリカがどう戦うかのシミュレーションなんですが、アメリカ軍が戦う場合の絶対条件は日本の自衛隊が戦う事です。
日本の自衛隊に防衛出動も無いし、専守防衛なので積極的に戦えない。
だから「アメリカさんお願いします、こっちは頑張って後方支援やります。フレーフレーアメリカと言います」、こんなもんじゃアメリカ戦いませんよ。
アメリカの兵隊にしてみれば、誰も住んでない様な無人島に自分たちが行って死ぬかもしれない。
日本人は何してくれるんだと言ったら後ろで応援してるだけ。
こんな事じゃアメリカ絶対に戦いません。
ですから変な話ですけどアメリカ人を引きずり込むなら、つまり同じ仲間として引っ張り込むためにはまず日本が第一線で戦わないといけない。
そうなると時の内閣が防衛出動を出せるのか?
これはすごく重要で、迅速に出さないとそこで話は全部終わります。

アメリカから「日本は出るのかでないのか?どっちなんだ?」或いは「迅速性があるのか無いのか」と思われてる時点で問題があって、アメリカにしてみれば日本と中国どっちがアジア太平洋地域における利益と安定があるのか?という話になっていっちゃうんですよ。
そうするとこれは単に尖閣がどうこうじゃなくて日本そのものの存亡がかかってくる。
要するにアメリカは結局ハッキリしない国日本を助けられるんだか助けられないんだか分かんない、という状態になる。
或いは政権が変わったらまた軟弱になる。
そうすると中国と先に手を打っておいた方がいいでしょ?という事になってしまう。
中国とアメリカのパイプはいくらでもありますから。
選択肢がそうなってくる。
これは非常に怖いです。
関連書籍 尖閣喪失 (中公文庫)
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