26日に日露平和条約交渉、モスクワで開催と報道

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この件に関して平和条約締結に至るまでは、やっぱりどうしても乗り越えなければいけない高い山がある。
その高い山というのはもちろん言うまでも無く北方領土なんですけどようやく官邸がこの北方領土問題に関してどう落としどころを持って行こうとしているのかが何となく見えてきた。
とりあえず国後までの四島については日本の領有権を認める。
但し施政権を含めた要するに管轄権については当面の間ロシアがそれを所管する。

対馬樺太交換条約が結ばれる前、要するに国後とその前の島の間に国境線があった。
で、領有が確定していなかった択捉もあって、それをハッキリさせようという事で対馬列島は日本の物になり択捉はロシアの物になった、但し日露戦争によって南半分は日本に拡張されるという歴史があった。
その前の状況に戻そうじゃないか。
そこまでは確認できてるんだから。
要するに国後までは日本の領有権はありますよ。

これは沖縄方式でもある。
要するに沖縄はもちろん日本の固有の領土ですよ。
これはアメリカも認めているけど、とりあえず施政権はアメリカが所管し、そこに米軍基地を置く。

じゃあいきなり北方領土を日本に返還してロシアが全面的に出ていく事になると、要するにバランスが取れないじゃないか?
だから一旦は沖縄返還と同様の手続きを踏ませてほしい。
そこら辺が落としどころになるんじゃないのかな?

この件のキーパーソンは西川公也さん。
この人が首相名代として、忍者部隊として、どうも水面下で相当動いている。
北方領土問題だけじゃないですよ?
要するに一連の交渉を含めた、経済協力も含めたそちら側で。
北方領土問題は官邸主導で行くんだろうけど、やっぱり西川公也さんをキーパーソンとして注目しておいてもらいたいなあと思います。

去年の終わりごろ、向こうの駐日本大使館の日本大使が変わりました。
今の日本大使は上月さんという人で、昔々田中真紀子さんが外務大臣で外務省と色んな問題を起こしたときの、例えば指輪事件。
「私の指輪無くしたんだからあんた買って来なさいよ」って言われて「嫌だよ」と外務大臣に盾突いた人なんですけど、この人はロシアスクールのエキスパートでこれまでも何代にも亘って日露首脳会談の陪席通訳を務めてきた人。
だから上月さんにとっても大仕事。
要するに日露平和条約交渉を始めるために、言ってみればロシアに行ったという事なのでとりあえず最初のステップは上がりましたねと。

上月さんによると「今となってはロシア側も落としどころを探してるんだ」、つまり国内の反発をどううまく躱しながら着地していくか?
でロシアは日本からの経済協力をどうしても欲しいという事情がある。
国内に産業が無いし、資源を売るしかお金を得る方法も無いし、ロシア人の人口もどんどん減っていて特にロシア人男性が短命であって、いわゆるロシア人、元々のロシア人の先行きというのか将来がなかなか見えないという空気が国の中にある。
そうは言っても今までプーチンは対外的には非常に強気な政策で国内を抑え込んできたという事がある。
そうじゃないと一気にそういった不満が自分の政権に向きかねない状況にある。
だから非常に薄氷を踏む様な中でどんどん外に対して強気の外交をしてきたというのがプーチン政権。
ですから日本に対してだけあんまり弱く、日和った所を見せられないというのがあってそれが非常に政治的に難しいんだという様なお話をされていましたから。
これから交渉開始という事なのでまずはやっぱり北方領土の事をある程度目鼻を付けないと日本側が逆に納得しませんから、平和条約だけを締結すると言っても。
それはやっぱり難しいところなので、上月大使にはこの大仕事を頑張って頂きたいと思います。
関連書籍 日本人が行けない「日本領土」 北方領土・竹島・尖閣諸島・南鳥島・沖ノ鳥島上陸記
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