安倍首相、キューバ訪問を検討

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キューバの何がそんなにいいのか?
ラテンの国なので、いわゆる経済制裁下にあっても全く悲壮感も無いし、社会主義圏なんだけど非常にある種健全な、あまり腐敗やなんかが見られないというピュアな、純粋な社会主義みたいな国。
それから国民が総じて貧しいながらも指導者をそれなりに尊敬してる。
作られた尊敬というよりは「これで正しいんだ」とどうも思ってる人が多い。
もちろん反体制的な事を言って国外に出てアメリカでキューバに対して反対する活動をしている人も居るんですけど、でもまあ総じて大体そんな感じ。

日本とキューバはもちろんキューバの方が経済的には貧しいから経済援助をして、日本が出て行って色々プロジェクトをやるという事ばかりをどうしてもイメージしてしまうんだけどそうではなくてキューバって案外人材大国なんです。
要するに他に何も無いから、資源やなんかが。
だから人に投資しようという事で教育は社会主義ですからもちろんすべて無料なんですけど物凄く教育水準が高い。
特に医療の分野は非常に優れていて、すでに日本の製薬会社とキューバの国家的な機関との間で抗がん剤の研究開発を進めていて、これがきちんと臨床も経て使えるようになると、要するに髪の毛の抜けない抗がん剤なんだけどこれは凄くニーズが多い。
薬関係のマーケットはかなり複雑で、これがすんなり世界に出て行けるのかどうかはまだまだ関門はあるんだけど、でもそういったかなり高度な、世界最先端と言われている薬の開発という事では日本とキューバとでもう既に協力関係がある。
こういう事に関してより日本政府からも後押しをして行こうという様な事がある。

それから農業の技術。
これもキューバは制裁に遭っていましたから自分の国で色んなものを作らなきゃいけなかったので農産物を輸入するという事が中々自由に出来なかった。
そういう意味でも農業を国策として非常に強く進めてきた経緯がある。
ですから無農薬で色んなものを作るという事に関してはかなり優れた技術をすでに持っている。
ですからそういった分野、農業や製薬というまさに今世界が必要としている、しかも最先端の部分で日本とキューバが協力をする。
これは非常に世界にとってもいい事になるんです、他から邪魔されなければ。
ですから単純に日本から貧しいキューバに出て行って何かを提供するとか教えて差し上げるだけの関係では無いという事なんですね。

そもそもあれだけ複雑な関係にあって対立関係にあったアメリカとキューバが何故急激にここまで関係改善したのか?
きっかけになったのがアフリカでのエボラ出血熱、パンデミックと言われて全世界に広がりかけた。
その時に医師団をアフリカに大量に送り込んだのはキューバだった。
そして医薬品を提供したのはアメリカだった。
無償でアメリカは提供し、もちろんキューバも無償で派遣する。
この関係があって、薬の提供と医師団の派遣というのは連携して行かないと前に進んで行かない。
それがきっかけでアメリカとキューバの関係がうまく回り始めた。
だから日本とキューバの医薬品の関係もアメリカとキューバの関係をさらに進化させて深堀していくための後押しみたいな側面もある。
やっぱりそこは日米連携というのが非常に強く出ている。

そもそも経済封鎖されていた国ですから人材育成にものすごくお金をかけた。
医療も教育も無料ですから。
それをどうやってこれから活用していくのか?
だから何も無い発展途上国ではなくて茫洋たる土壌がある途上国で、そして成長性を秘めている。
そこにどう日本は協力していくのか?
要するに日本が活用するんじゃなくて協力体制を築けるかというのが一つのポイントになってくるんじゃないのかな?
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