学校に空爆、子供10人死亡、イエメン。サウジ主導か

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やっぱりアメリカ寄りなところがサウジにはあって、その辺の関係で日本でもあまり報道されてない。
2015年3月26日から連日空爆をしている。
新しい情報が入ってこないので去年の年末までの数を言うと、子供が10人死亡とか言ってますけど去年年末までで7000人以上が死んで32の住居が壊されて506のモスク(イスラム教の礼拝堂)も壊れました。
さらに3750の教育機関と229の病院、16のメディアの機関を破壊されています。
最早この行為自体が過激派と同じで、無差別行為に走っていて国際社会ではもう少し非難されるべきなんだけどやっぱりここは石油の利権の問題だとかが絡んでてサウジにみんな甘いです。

これをシーア派とかスンニ派の宗派の問題にすると、「また何かただ宗教の問題でドンパチやっているだけでしょ?」という解釈になってしまうんだけどそういう事ではありません。
サウジの国内は実はプチアラブの春みたいなのが起きてます。
度々起きるんです。
王制が格差を生んでいると思っている若者たちが反発してる。
それでも皮肉なもので中東の王制のところほど欧米との癒着があって、それこそ本当は独裁なのに全然許されてしまう。
これはやっぱり国民をコントロールしやすくて、その利権がちゃんと欧米に入ってくるようにという風な馬鹿げた理由でこういった事が、本当は一番民主化されていないにもかかわらず無視されている。

でサウジはメッカを抱えているからイスラムの思想のスタンダードはサウジなんだと皆さん思ってるかもしれませんけどこれは間違いで、例えば女性に対してかなり弾圧をしている。
対してエジプト、レバノン、ヨルダンという国々は女性の就職率が凄く高くて警察官が居たりドライバーが居たりするんだけどサウジは女性が車を運転するのも許されなくて、それがイスラムのスタンダードだと思われてしまってるから凄く迷惑な話で、サウジを尊敬してないイスラムの人たちは結構多いです。
メッカは去年大きな事故があって凄く沢山の方が亡くなったんですがこれ一回目じゃないんです。
人波で圧死しちゃったりしてる。
そういう対策が全然進んでなくて、なのに貧しい国からも沢山押し寄せてくるんです。
しかしもう放っておかれてる。
女性の参政権も最近認められたばかりで、周りからは成金国家と思われてます。

ヨーロッパの中で起きている難民の問題と似たようなことが起きていて、サウジで生まれ育ってるけど元々は移民の子供で、サウジアラビアの国籍にはなったけどどこかに格差を感じたり、疎外感だったり壁を感じるという若者が少なくない。
この人たち実はサウジの王制の崩壊を狙ってます。
イエメンの周辺がどういう状況かというと、エチオピアから過激派が入ろうとしてきてる。
王制を崩そうとしている若者たちをサポートするために。
サウジを崩壊させたくて。

アフリカとイエメンの海峡は30キロしか無い、だから海賊も来てしまう。
海賊も過激派も来ちゃう。
今イエメンの大統領は国外に逃亡してて、無政府状態になってます。
そういう中でサウジがずっと空爆をしているという状況です。
本当はもう少し国際社会から非難されるべき問題なので、皆さんにはもう少し目を向けて頂きたいと思います。
関連書籍 なぜISIS(イスラム国)は平気で人を殺せるのか ~“アメリカの無策”と“サウジ・イラン代理戦争”の代償~
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