二階幹事長「ルールに則るべき」と中国大使に苦言

二階幹事長「ルールに則るべき」と中国大使に苦言
中国大使に対して二階さんが、これも変な話で要するに「公海で、お互い国と国とのきちっとした申し合わせがあるわけだからルールに則ってもらわないと困る」というよく分からない事を言う。
今起きていることは公海上で起きている話じゃないです。
接続水域に沢山の公船と漁船が来て、さらに領海まで入ってくる船もある。
こういう事に対して、そういう問題じゃないでしょ?二階さん。
公道じゃなくて自宅の庭に入ってこられてるんですから。

それからもう一つ、ロイターの報道で中国の200数十隻来ている漁船と海警の船、この間で人の行き来があるという事が報道されている。
僕は前々から言ってるんですけど要するに中国の漁船というのは漁船じゃありません。
もしそうした人の行き来が確認されているのであれば・・・
ロイターは二度に亘って確認していると報道してる。
であるなら記録映像があるはずです。
それを日本国民と国際社会に向けて政府は直ちに公開すべきだと思います。
というのはいきなり「抑止だ」と言ってドンパチやれと言ってるんじゃなくて、やっぱり情報で戦うって事が非常に重要なんです。
中国にとって一番嫌な事は何なのかと言ったら情報を全部公開する事なんですよ。
それが一番中国にとって嫌な事でしょうから。
中国のやっていることを要するに世界の耳目に晒すという事が必要なんです。
ですからそういう意味で日本政府が・・・
言っちゃ悪いけど二階さんは中国にパイプもあるし、中国大使とも非常に昵懇なんでしょう。
だけどこんな訳の分からない事を言ったって向こうにとってみれば全く痛くも痒くもないんですよ。

そういう中で中国は前々から、6年前の漁船衝突事件の時もそうですけど何らかの機会をとらえて尖閣にもう一度上陸させる、或いは繰り返しになりますが台風のシーズンに、船を座礁させてでも避難民を装って上陸してしまう。
今回それをやりかねない事態が起きた。
ところがなぜか分からないけどギリシャの大きな船が衝突しちゃったというまた予想もしなかったことが起きてるんだけど、ともかくそういう事をやる機会をどんどん狙ってきてる。

昨年だったと思いますが中国軍の関係者が香港のメディアに「やっぱり日本側の嫌がることをしなきゃいけない」と答えている。
その一つは「どうも日本はそれを恐れているらしいが、何らかの形で尖閣諸島に上陸する事だ」と言っている。
だから向こうは明らかに日本の嫌がることをしようという意図が見え見えで満々なんですよ。
そして例えば6年前の漁船衝突事件からの6年間を見たってどんどんやる事がエスカレートしている。
そういう状況を見た時に、こちらが何か礼を尽くしながら文句だけちょこっと響くだけ言うみたいな、そんな事ではもう全然ダメなんです。
だからそういう意味であちらの嫌がる事の一つが情報公開して、世界の応援というのかな、そういう物を得るという事が一つ。

実はこの背景にはもう一つ中国が抱えている問題というのがあって、これは一部産経がネット上のコラムだけで報道していたと思いますけど中国はこの年末に一つ宿題を抱えている。
それは何かというと市場経済国になれるかどうか。
中国は2001年にWTOに加盟したんですけど、その後15年間は市場経済国ではないという話になっていた。
で、この市場経済国というのは何なのかというとWTOの協定上の市場経済国というのに認定されると一応一人前の大人の経済国という風に認定される。
「きちんとルールを守ってやれるね」と。
ところが新興国というのは政府が産業保護をすごくしなければいけない。
中国はその代表だった。
で「向こう15年間おたくの国は市場経済国とは認めませんよ。非市場経済国ですよ」という事だった。
ところが中国はこの15年間の間にも何とか早く市場経済国だという事を認めさせようと色んな工作をやってきた。

大体7、8年前に日本のメディアでたまに「そろそろ中国を市場経済国と認めてもいいんじゃない?」という事を言い出す人が居て、とんでもない事を言う人が居るなとびっくりしました。
まだ中国は全然そんな状況じゃないでしょ?何言ってるんだこの人は?と思いました。
ところがこの15年という年限が今年の12月に切れるんです。
12月11日に失効します。
そしたら自動的に「自分たちはもうこんなに大きな国になったんだから市場経済国に移行できるんじゃないの?」という風に主張してるんだけどそんな事はありませんよ、という事です。
特に近年意外と中国との間の関係が良いんじゃないのと言われていたドイツを中心にEUが先頃「いや、中国を市場経済国とは認定しません」という風に発表しちゃった。
これに対して中国は「えっ!なんだって!」という感じでまた怒り、さらに今アメリカで大統領選やってます。
ドナルドトランプが言っていることはまさにこの事でもあるんです。
要するに中国は自国の産業保護のためにある種の不当な産業保護をして、他の国にものすごく安いものをどんどん送り込めば、他の国はみんな産業が死んでしまうんですよ。
こういう事に対して対抗して行こうじゃないかというのが言葉は荒いけどドナルドトランプです。
こういう事が今度アメリカ側でも議論になってきた。
さらにアメリカ政府もヨーロッパの動きに呼応していやいや中国はまだまだ市場経済国とは認められないという論が起きている。
という事はこういった経済戦争という一面もあって中国は結構窮地に立たされている。
だから余計に冒険主義的に軍事の面で外へものすごく攻撃に出てくる。
そして軍を掌握しなければいけないという習近平自身の都合もある。
日本側としては他の国々と連携していくという事も必要なので、岸田外務大臣がフィリピンに飛んだというのは一ついい事なんですけど、でドゥテルテ大統領も「この件に関しては日本と一緒にやる」と言ってるのでそれは良い事です。
ただし・・・続きは次回に。
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