大飯原発の地震動見直し不要、規制委

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このニュース、まず何のことか分かんないでしょ?
「使えない事を確認しました」って何が何に使えないのか?

これ普通に分かりやすく言うと3.11福島原子力災害が今も続いてます。
で、福島原子力災害の教訓を受けて今までの原発を動かす基準をもっと厳しくします。
そのために経済産業省にあった原子力安全保安委はあてにならないからこれを解体して、経済産業省から外して環境省の下に原子力規制委員会を作りました。
その事務をやるのは原子力規制庁。

原子力規制委員会は原子力村から居れちゃいけないと言うので原子力の専門家はほとんど排除してしまって誰を入れたかと言うと例えばナンバー2は東大の地震研の大物だった島崎邦彦さんを入れた。
この人は地震にはもちろん詳しいけど原発はハッキリ言うと素人です。
ところがこの人がナンバー2だけどナンバー1の田中委員長は原子力の専門家だけど実は原子炉の壁の人であって、原子力の大きな問題の一つは凄く縦割りだから、「田中さんじゃ全体分からないだろう」と言って地震学者の島崎さんが実権を揮いに揮った。
したがって原発の新基準は多くが地震の話みたいになってる。
ところが原子力規制委員会の出した結論は「福島第一原発は地震では壊れてない」という事。
これはほとんど報道されてない。
地震で壊れたという事だったら「うわあああ」っと騒いで一面トップにするのに、それが主たる原因じゃないとなったら原発推進派の読売新聞でも二面の下の欄外の一行に書いてあるだけ。
それが気に入らないわけです、この島崎さんは。
それで「自分を再任しろ」と言って政治的に随分働きかけたけど任期切れと同時に居なくなった。
居なくなったら、それも東大の権威に引っかかって、火山の問題に引っ掛けて、居残った後にこの島崎さんが主張したのは、例えば大飯原発で関電がやった計算は間違いで、もっと大きな地震になっちゃうんだと言ってそれを田中委員長が「とりあえずナンバー2だった人が言ってるんだから」しかも東京大学名誉教授だという事でそれをやってみたら「非科学的な計算に過ぎなかった」と言ってる。
で、関西電力、その利害関係者の電力会社がやった想定よりもさらに小さいと言ってる、実際の揺れが。
だから「こんなもんは全く使えない。島崎さんの言ってるのはただのいちゃもんだ」と言ってるのがこのニュースなんです。
何故そう書かないんですか?
だから訳分かんない。
これは原子力規制委員会の深刻な問題を物語ってて、日本の学者の中で利害関係が無いと言える人はほとんど居ないから排除せざるを得なかったし、排除してそれで済んでるから、要するに自分のテリトリーを増やしたい人が原子力の新基準を作ろうとするから話が訳分かんなくなってる。
だから裁判でも変な判決が出てる。
日本はそういう風に内側でごちゃごちゃやってるという状態になって、保守が分裂してるんじゃなくてエネルギーを巡ってこういう状態にあるという事をこのニュースは物語ってる。
関連書籍 原子力規制委員会の孤独―原発再稼働の真相 (エネルギーフォーラム新書)
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