小池氏優勢、増田氏・鳥越氏追う。終盤情勢分析

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世界が壊れていく。
正確に言うと戦勝国が作った第二次世界大戦後の世界の秩序が今目の前で壊れつつあって、敗戦国であった日本の新しい責任が生じていてその中で「いや、安全保障、外交は自分でやらない。アメリカにお任せだ。だから日本国憲法も一字一句変えたくない」という変えたくない案はストンと纏まって、変えなきゃいけないという側は、これは世の定めですけど一旦四分五裂してる。
ところが今その四分五裂が酷すぎて、それが表れてるのが都知事選であって、したがって変えなきゃいけない。
今まで保守と言われてたけど実は真の意味で革新ですよね。
幕末で言ったら討幕勢力。
あえて言うと薩長連合も含めて纏まって行ったから実は歴史を変えることが出来たので、そのために政策統合を、メディアによく出てくる人だけじゃなくて、メディアが取り上げない人も含めて「自分は変える側だ」と思われる人の中で政策統合の話はすべきです。
幕末の時代も理不尽な事が山のようにあって、結果竜馬さんも暗殺されてるわけですから、あれだけの人材が。

現実の情勢は、この共同通信の記事は曖昧に書いてるけど元々最初から小池さんが優勢だった。
これは自由民主党の関係者はよく聞いてほしいんですけど自民党は過去に学んでない。
1991年の都知事選挙で何が起きたかと言うと当時自民党の幹事長だった小沢一郎さんが中心になってNHKの超人気キャスターだった磯村さんを担ぎ出した。
それであまりにも話が高級だというから銭湯行ってわざわざ関係無い人の背中を無理やり流してという事をやって結果惨敗して現職の人が勝った。
ところがそれに懲りずに4年後の選挙に官房副長官だった石原信雄さんを立てたらまた惨敗した。
じゃあそれで懲りたかというと99年に今度は国連の事務次長をやった明石さんという人を立ててまた惨敗した。
こうやって自民党が偉そうに立てて組織で推し出すとコケて、それに抗う人が判官贔屓(弱い立場に置かれている者に対しては、敢えて冷静に理非曲直を正そうとしないで、同情を寄せてしまう心理現象)もあって、やっぱり東京は江戸なんですよ。
東京の人は大半が地方から来た人だけどやっぱりどこかに江戸っ子気質が残ってて、江戸の判官贔屓があるから自民党が偉そうに立てて来たらそうじゃない候補に票が行くんですよ。
その歴史を繰り返してて、自民党東京都連の問題も含めて立ち向かった小池さんが最初から実はトップを走ってて、小池さんが1位でそれに鳥越さんが肉薄して、増田さんは知名度が無いので相当下だった。
これが実態です。

世論調査はメディアだけじゃなくて例えば情報機関もやってるし各党も主要な党はやってる。
その中身を見ると見事に小池、鳥越の競り合いで増田さんが下だった。
それが、鳥越さんが自滅していった。
まず演説の中身でみんな愕然とした。
これは鳥越さん個人の問題だけじゃなくて日本のジャーナリズムがこの程度の物だという事を満天下に晒したわけですよ。
無茶苦茶な話。
橋下徹さんも厳しく追及してるけど島に行ったら突然「この島の消費税は5%にするんだ」と言う。
そういう事を行く先々で言う人が候補であり都知事になったら行政出来ませんよ。
橋下さんは色々批判あってもさすがに行政経験積んでるから「そこはおかしい」と。
それからもう一つ橋下さんが食いついてるのは週刊文春に橋下さんだって色々書かれたけど自らの口でちゃんと説明してますよね。
鳥越さん全然言わない。
記者の質問を封じる。
封じられて黙る記者も記者だけどその事が凄く効いてるんですよ選挙に。
週刊文春に書かれた中身も問題だけどいずれにしても本人が何も説明しない或いはできないというのが凄く響いてて、こうなっちゃった鳥越さんが今どんどん沈んでいってる。
で、それに合わせて増田さんが浮上してきて「いけるかもしれない」と思ったから余計分裂が酷くて、だから都連の石原伸晃さんが「小池さんは自民党と関係無い」という事を今言ったりお父さんの石原慎太郎さんが出てきて小池さんを罵倒したりという風に余計分裂が酷くなってる。
違うでしょ?
どうしてわざわざ選挙後まで残るようなしこりを今作るんですか?
勝ち馬に乗ろうとする人も一歩引いて、それもいやらしいけどその上で公平に申し上げておくと小池さんが「都議会の冒頭解散」と言ってて支持者からは「それは誤解だ、小池さんはそもそも都議会が不信任を可決したらと言ってるだけだ」、しかし都議会がわざわざ不信任を可決してくれるはずが無いので、つまり実現の可能性が無い事が公約のいの一番にあるというのはどういう事か?

増田さんにも深刻な問題があって、消滅自治体、「東京都豊島区も無くなる」と言ってたんだけどそれがむしろ今の話と全然整合性が取れなくなってる。
実際に消滅していく都市はあるんですよ豊島区かどうかは別にして。
既にありますから、形だけになってしまった自治体が。
それをブラックホールの様に吸い込んでる東京からどう変えるのかという話を全然せず、話が逆になってる。
したがって選挙後誰が当選しても大きな課題を実は抱えてて、鳥越さんが自滅していくからといって「さあ」となって余計分裂していくというのは、今世界と日本で何が起きてるのかという大局観が特に自由民主党に欠けているという現実をもう一度指摘せざるを得ない。
関連書籍 地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減 (中公新書)
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