国家公務員5万人解雇。トルコ、粛清拡大

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アメリカに居るイスラム指導者のデュレン氏。
ただデュレン派といわれる人たちは色んなところに居ます。
トルコ国内ももちろんの事日本の中にもそういう考えの人は居ます。

エルドアンさんの自作自演説があるんだけどちょっと難しいところがあるのはどこまでの事を自作自演というのか?という話なんだけど元々軍の中に不穏な動きがあるという事を察知していたという風に考えられる。
特にトルコの諜報機関は大変優秀だと言われていて且つ冷酷だとも言われている。
で、よくこれはやる手なんだけど不穏分子みたいな人たちが居た場合わざとその人たちに騒動を起こさせてそこを一網打尽にする。
だからそういう動きがあるままにやらせてしまった。
場合によってはそれを策動したかもしれない。
だから自作自演という言い方なんだけどもともとそういう人たちが居るという動きがあり、やっぱり議員の中に不穏分子が居るというのは国家を危うくしかねないですからそれをどうやってうまく対処するかと考えた場合、やる事やらせちゃってそこをもっけの幸いとばかりに現行犯で捕まえる。
そういう事だったという可能性は今になってみると濃厚です。

国家公務員5万人解雇は確かにいかがなものかと思うし最初からエルドアン大統領の独裁化という事を随分と懸念する報道が多かった。
ただその前に考えてほしいのはもちろんこの人が独裁化することに対する懸念を寄せるのはいいんですが軍の中の不穏な動きを抑え込んだのは国家の安定からすると、或いは中東をこれ以上混乱させないという観点からすると一仕事したともいえる。
一概にそれを全否定は出来ない。
ただこの後こうして軍とは関係の無いところに至るまであらゆる統制が強くなっていくという事についての懸念もあるという事も両方言わなきゃいけない。
日本の場合はどうも独裁化という事ばっかり話が行っちゃうんだけどそればっかりを言うのはいかがなものか。

ヨーロッパはヨーロッパでトルコに都合がいいと思う。
Natoには入れておいてEUでは入れない。
トルコとしては散々「EUに入りたい」と言っていた時代に入れてもらえなかった。
その後トルコが順調に経済成長し始めた。
最近は情勢変わってきてますけど2000年以前だと年間8%経済成長してた。
そうすると「トルコはこのままEUに入らなくていいよ」みたいな感じになって、EUの中でいろいろ問題が起きる、例えばギリシャみたいに財政破綻する。
すると「別にヨーロッパと近くなくてもいいか、自分たち独自で大きくなれるかも」という感じになってきた。
その流れの中で出てきてるのがエルドアンという人だし一方でトルコはもともとイスラム教徒の多い国で、世俗主義を国是にしていた国だったんだけどエルドアンはどちらかというと親イスラム。
そういう部分での懸念も言われてるんだけど大体ヨーロッパはほんとにトルコに対してご都合主義だしトルコにやる事にいちいち文句をつけすぎ。
例えば今回非常事態宣言を出したことに対してドイツがいちゃもんを付けてる。
フランスだって非常事態宣言出してるのに。
同じくらいのトーンで言ってるんですか?
なんかやっぱり偉そう、ヨーロッパはトルコに対して。

若いトルコの人たちがより世俗主義のトルコにあってももっと伝統的なイスラム教徒としてのスタイルに回帰していこうという自主的な流れなのかと思われるものが結構ある。
例えばイスタンブールの街なんかでは被り物をしてる女性はほとんどいなかったんだけど最近若い女性の方がむしろ被ったりしてる。
それはそれで今のトルコの流れです。
それをヨーロッパが上から目線で良いだの悪いだのって余計なお世話。

トルコをここ10年くらいのスパンで見てもこういった流れがある。
トルコ自体が成長してきていた。
でヨーロッパから嫌がらせみたいな事ばかりされて「もういいよ」という感じになった。
ただシリアの情勢なんかがどんどん悪くなっていく。
トルコにもドッと難民が押し寄せていく。
或いはトルコ国内もテロやなんかがあって段々不安定化していく中で国民がより強い指導力を望んでいるという一面もある。
今のところは例えば中国の独裁国家とは違って国民が政権選択できるわけですから。

バングラでのテロに関与してた人が日本の京都の大学で教員をしていたという様な事もある。
ですからテロの脅威というのは世界中どこでもあるわけですから、そういう事もあっての都知事選であったりオリンピックを控えてという事だったりする。
世界がグローバル化していく中で同じような調子で同じような問題を抱えるようになってる。
だから過激化したよく分からない集団みたいなのが内側から色んな問題を起こす。
そして外からテロの脅威が迫ってくる。
経済もグローバル化が進展していく中での世界的なレベルでの格差の問題が出てくる。
でアンチグローバリズムという動きが出てくる。
そういう事がもうみんな同じようになってしまってる。
だから日本としてどういう風にうまく対応していくのかという事がまさに問われてますからそういう知恵の出せる都知事を是非選びたいですね。
関連書籍 トルコ 中東情勢のカギをにぎる国
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