比大統領「仲裁裁定で譲歩せず」南シナ海

比大統領「仲裁裁定で譲歩せず」南シナ海
この人既にいろんな凄い事をやらかしてて、フィリピンの麻薬王みたいな人が何人か居るんだけどそのうちの一人、中国系フィリピン人の大親分と直接会談しちゃった。
そして「麻薬ビジネス止めないと命無いぞ」という事を言っちゃった。
それがロイターで結構ちゃんと報道されてる。
その会談の模様というのは二人が居るんだけど周りにスタッフがずらっと居るんですよ。
スタッフが居て、ドゥテルテ大統領が居て、リムさんという麻薬の親分が居るんだけどこの二人が会談してるとどっちが麻薬王だか分かんない。
つまりリムさんの風体は普通の人なんですよ。
この人が座ってるのを見るとドゥテルテ大統領の方が麻薬を仕切ってる親分みたいに見える。
おかしいのがそんな人と会談してるのが密室じゃないんですよ。
公開されてて画像が出てるというのが凄い。
開かれているというのはそれはそれでいい事なんでしょうけど、この人の場合それが公約でしたから。
フィリピンの治安を向上させるというのが公約で大統領になったので、その意味においては国民もある程度支持してると見ていいんでしょう。
「やっとるやっとる、仕事しとる」という感じなんでしょう。
で「命が無いよ」みたいな事を言ってもいいという感覚なんでしょう恐らく。
要するに国民が見てる前で「お前いい加減にしないと殺すぞ」と言ってる。

大統領になる前この人は中国側と話し合いをしてもいいと言っていた。
だけど外交というものに対してこの人も経験が無いから、それこそ麻薬を仕切ってるボスを呼び出して話し合いをすれば済むくらいの感覚でいるのかもしれないけど国際関係はそういうわけにはいかないんですね。

このドゥテルテと非常に対照的に見える前の大統領のアキノさん。
この二人が割とカジュアルな服装で並んで談笑してる写真を見たんです。
つまり二人の関係はそんなに悪くない。
ドゥテルテは自分が大統領に当選してから「自分は外交に関しては経験も無いし」という前置きをしながら安全保障についてはこれまでアキノさんがやってきた路線を当然踏襲すると。
つまりだからこれは米軍と一体になって物事は進めていくよという事だしフィリピンの特に海軍なんかはもう米軍そのものと言っていい。
フィリピンのオフィサー達というのは米軍の機関で協力を受けたりしてる人が多いので、米軍と一体みたいなものなんですよ。
ですからそれは踏襲せざるを得ません。
例えば国際的な事まで彼がダバオでやったみたいに私兵を投入するわけにはいきませんから。
経済に関しても中国とべったりになるんじゃないかという懸念もありましたけど実際はそうではなくてそれもアキノ路線を踏襲するという事を言ったのでまあやっぱりこの人はそんなにバカではない。

一部に「裁定が出ても中国との間で、二国間で色々やりとりをしてしまうんじゃないか?」という事をやたら日本の中で懸念する向きがありましたけど全然頓珍漢な話で何故なら中国が元々フィリピンと二国間でやりあったら全く勝ち目がないから国際司法機関に訴え出た話なんですよ。
それをまた一対一の関係に持ち込むなんていうのは全くアホな話。
そんな事はあるわけも無い事なのでとりあえずは当たり前の事が当たり前に宣言されたに過ぎない。
ただ中国はこれから色んな形で巻き返しに入るし一方で中国は今回の裁定に関しても「何だったら国際海洋法条約を脱退してもいい」なんて言って、つまり「俺たちはあくまで俺たちのルールでやるぜ」ということを言ってる。
それからどうやら中国国内では「これは日米の謀略であって云々」特に今回の裁定を下した裁判長に当たる人が日本の柳井さんという人だから完全に日米の謀略だと言ってる。
さらに全くのデマなんだけどどうもフィリピンが莫大な賄賂を裁判官に当たる人たちに送ったなんて事までも国内で報道してる。
中国という賄賂が無ければ何事も進まない文化の人たちから考えればそうかもしれませんけど、その額がまたすごく大きい。
中国人に聞くとそれはある種信憑性があるかもしれないけどちょっとそれはあり得ない話。
フィリピンがそれほどまでの賄賂を自力で払うことが出来るんだったら逆に言うとこういう事態になってません。
それだけ国力があるんだったらという話でもあるんだけどそういうプロパガンダに中国はもう既に入ってる。
ですからこの問題はこれからもずっと続くし緊張関係もさらに高まるでしょう。

今年から来年にかけて南シナ海はより緊張が高まって一触即発という事があるかもしれないしその一方南シナ海がこうゆう状況にある中で日本の東シナ海にどんどん行為がエスカレートしてる。
これについて今の安倍政権は中国に対する向き合い方で言うと外交では非常にうまくやってるんだけど安全保障に関しては全く後退してると言わざるを得ない。
これをこのままにしていいのか?
それから沖縄の状況。
沖縄の中である種の行き過ぎたというよりはかなり筋の違う反米活動がずっと行われてきた。
この中で沖縄の人たちにまともに自分たちの置かれている状況だとか安全保障みたいな事を考えさせないように世論を作り上げ、且つそれが中国側の思惑とどんどんリンクしていってる。
この状況を今止めないと大変な事になると思います。
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