町の書店、存続の危機「経営悪化85%」

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今書店は全国で15000切ったと言われてます。
これは1日に1店のペースで書店が消えている。
この15000店が多いか少ないか微妙ですが、今の出版、例えば単行本だと少ないもので3000部、普通で5000部くらいです。
例えば3000部の本だと15000店の書店がありますから単純計算で5店舗に一冊しか入らないんですよ。
実際のところは東京とか大阪にナショナルチェーンがあります。
紀伊国屋とかジュンク堂とか三省堂とか一杯あります。
そういうところには3000部の本でも大体一店舗に3冊とか5冊とか入ります。
そうなると実際に書店には10店舗に1冊も並ばないんですよね。
ですから街の例えば地方の人たちは話題の本を新聞で見て書評があって「あっ、これ話題の本だな、新刊だな」という事になりますが、新刊でも本屋に無いんですよ。
そうすると本屋に行っても新しい本が無いのでもう本屋に行かなくなる。

元々本屋というのは単行本や文庫本で売り上げ上げてるんじゃなくて一番上げてるのは雑誌なんですね。
ところが雑誌が近年コンビニがすさまじい勢いで、街のそこら中にコンビニがあって山のように雑誌を置いているので雑誌もコンビニで買うようになった。

もう一つ厄介なのが図書館問題。
今図書館は実質無料貸本屋になってる。
特にベストセラーになってくると貸し出しの予約が一つの図書館で何百と入るんですよ。
そうすると予約が200くらいになると2年待ちになるんですね。
だから一時期ハリーポッターが大ブームだった時は予約が2000を超えていたそうです。
もう何年先になるか分からない。

笑うのが文庫本。
文庫本は600円700円ですよ?
これでもベストセラーの文庫は平気で何百待ちになるんですよ。
文庫本くらい買ってくれよ。

図書館の良い悪いはどこを見て判断するかというと貸し出しリストなんですよ。
その図書館がどれだけ本を貸してるかによって図書館のいわゆる優劣が付けられる。
そうすると図書館は自分のところの貸出率を上げるためにベストセラーを沢山居れるんですよ。
本来図書館法に依ると本は一冊しか仕入れてはいけません。
ところが抜け穴があって、本を貸し出しても返ってこない可能性もあるし、本が破れたりとかしてダメになる。
そのために副本と言って予備の本を入れる事が許されてる。
で図書館はこの副本システムを利用してベストセラーを沢山居れちゃうんですよ。
だから一気に10冊ぐらい居れてバアアっと貸し出して、それで結局ブームが終わったらその本を古書店に横流しする。
そうやって本屋は二重三重に虐められているのが実態です。

更に今はアマゾンがありますから。
日本に税金を納めていない非常に厄介な企業ではあるんですが、ただ利用者にとってはこんな便利なものは無い。
注文すると次の日に来ますから。
東京都内だったらその日に来る。
ですからアマゾンは年々本全体のシェアを増やしてる。
今は全体の10%に到達してます。

読みたい本があるとするじゃないですか?
本屋に行きます。
すると早くて2週間、下手すると1カ月待たされる。
ところがアマゾンは注文した翌日とかその日に来るんですよ。
読みたいという意欲はそんなに持続しませんよね?
それがパッと読めるのは、そういう欲望を満たすという意味ではどうしてもアマゾンの方に行っちゃいますよね。

シェア10%って凄くないですか?
全国の書店が今1万数千店あるんですがアマゾン1店舗だけで全書籍の売り上げの10%。
これは今後どんどん増えていきます。
そしてアマゾンのシェアが数10%になってきたら、アマゾンが出版社に対してなんでも要求するようになります。
つまり出版社もアマゾンで売ってもらわなければ本が売れないですから。
そうするとアマゾンは「じゃあお卸し価格をこの値段にしろ」とか「こんな本出せ」とか好きな事言ってきますよ。

これはアマゾンだけに限らずあらゆる売り場が、売る方が一番強くなってる。
物を作るより売る方が強い。
ですから地方の商店街は絶滅しました。
今、生鮮食品であるとか雑貨は大手スーパー、某イオンなんかが全国で沢山あります。
そうなってくると例えばある蒲鉾メーカーは商品を売りたいわけだけどイオンで売れなければ売れないという状況になるんですよ。
だってもう他の商店街とか無いんだから。
要するに売り場でガッチリ80%90%のシェアを持ってしまえば、売り手は好きな事言えるんですよ。
だから「価格をこの値段にしろ」とか「うちはこの値段じゃないと仕入れないよ」と言われる。
今までだったら「じゃあ止めておきます、そこまで言われるんだったらウチは損をしますから売れません。他の商店を探します」ってなるんですけどそういうほかに選べる商店が無い。
だから今はもう新しい商売システムが出来てて、つまりシェアを取れば好き勝手が出来る。
これに対しては独占禁止法云々というか消費者庁にもう少し頑張ってもらわないとちょっと商売がきついです。
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