中国の工作

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一連の中国の領海侵犯は6年前の尖閣諸島沖での漁船衝突事件の状況に極めてよく似ている。
むしろ今の安倍自民党政権の方が当時の民主党政権よりも隠し方が巧妙なんですね。
実は何かあったんだと思う。

外交的には安倍政権は中国に対して非常にうまくやってると思う。
結局のところ安倍さん今まで一度も中国行ってないし。
要するに中国を無視し続けつつ周りを固めていくという意味では大変うまくやってるんですけど、安全保障、特に東シナ海の安全保障に関してはむしろ前より後退してるんですよ。
前から繰り返し書いてる様に石垣から漁師が船も出せない状況。
その出港を認めなくなったのは今の政権になってからなんですよ。

確かに民主党の時は事態が分からないままあの船の船長を逮捕しちゃったという事はある。
分からないからやれちゃったというのはあるけど自由民主党というのはそれこそ共産党よりはるかに中南海へのパイプを持ってるんです。
今まで中南海と自民党が長い間一緒になって日中友好という事を掲げてあらゆることを国民の目から隠してきたのが自民党政権でもあるんです。
但しもう軍艦を入れてくるというところまで自体は変化してる。
昔の日中友好でまあまあという時代とは全然違うわけだから、やっぱり節目節目のところで国民に対してこの種の防衛に関する情報をきちんと知らせるべきだと思います。
そうしないと状況を認識できないですから。

本当の危機は危機と思わない事ですよ。
危機感が欠如してる事が一番の危機。

「中国はどう思ってますか?」と聞いてくる人が居ます。
中国側の心理をまず知りたがる。
もうそういう段階じゃないです。
今まで日本のメディアというのは日中の間で何かあると「中国はほんとは何考えてるんですか?中国はほんとにやる気なんですか?」。
そんな事は知る必要無いでしょ?
軍艦を入れてきたという事実だけが大事なんですよ。
そこをちゃんと見ないで「一体中国の本心はどこにあるの?どこにあるの?」。
本心なんかいくら探ったって意味無いです。
そう思いませんか?

日本は戦前からずっとそうなんですよ。
中国を見る時に「本音はどこにあるのか?本心はどこにあるのか?」、そこばっかりにいく。
そうじゃなくて現実にやってきてる事を見てそれに対して普通に対処するしかないんですよ。
国防の問題は相手の本心が分かった時点ですべて終わりです。
相手は目的を達成する前に本心出しません。
そんなもの簡単に分かるぐらいだったら意味が無いんですよ。

やっぱり日本人っていい人なんだね。
性善説ですか。
「相手は本気じゃないんじゃない?」みたいな。
本気であろうが無かろうがやってきた事が酷い事なんだから。
中南海のやつらは性善は一人も居ません。
13億の中で一番悪い奴らが中南海に集まってる。
悪さを比べて最後まで勝ち抜いた人が中南海に居る。

中南海に近い所に行けば行くほどどんどん悪い人が居る。
だけどこの人たちにパッと会うでしょ?
全然悪い人に見えない。
多分日本人だったら100人が100人全員騙されます。
逆に言うとそれぐらい悪い。
詐欺師はみんないい人だって言うでしょ?
悪い顔なんかしてない。
だから日本のぼんやりした政治家だとかが北京に行ったら「あっ、ほんとにすばらしい人たちなんだな」と思ってしまう。
それぐらい質が悪い。

国防の問題は相手が良い人悪い人というのは関係無い。
相手のしていることが日本にとって脅威ならそれが脅威です。
それが日本にとって脅威になるなら相手は敵になるんです。
それが冷徹な国際政治の論理ですから。
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