政府、中国に「深刻懸念」米国と警戒強化、尖閣諸島part2

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それでそれから8年間の間に一体中国は何をしてたのか?
次に起きるのが2010年の9月、尖閣諸島沖で中国の漁船が海保の船に体当たりしてという大事件があった。
あの時は日本側の世論が沸き立った。
みんなが怒って、ユーチューブで気が遠くなるくらいの再生数があった。
そのユーチューブだって日本政府は公開しなかったんですよね。
民主党政権でしたけど中国とのことなかれで。
逮捕したまでは良かったんだけど釈放してしまった、無条件に。
で、みんなが怒って「一体経緯はどうだったんだ?」と言ったらばあの映像を公開しないと言った。
そこである1人の海上保安官が職を賭してそれを流出させた、ユーチューブで。
その時に日本の民間のテレビがユーチューブに流出したという事でもうどんどんそれをただで再生して、テレビ画面で後追いで。
僕は何事かと思いましたよ。
だって日本のテレビ局がむしろ政府に「その映像を公開しろ」という風にすごい勢いで迫らなきゃいけないのに、一色さんという海上保安官が流出させるまではテレビ局側も「公開しないのは仕方ないんじゃないか。中国を刺激してもしょうがないから」みたいな話をしてた。
とんでもない人たちなんですね。
外務省と並んでとんでもない人たち、日本のメディアは。

そしてここから先、より中国の公船は従来以上の頻度で入ってくるようになるんですよ。
例えば2011年の8月に2隻、2012年の3月、7月という風にどんどん来る。
さらに2012年の9月11日に尖閣諸島のうちの三つの島が要するに民間人が所有してたんだけどそれを国有化しました。
この事を口実にして中国はさらにほぼ毎日接続水域に入ってくるようになった。
それ以降大体月に三回の割合で来るようになった。
だけどこの時もおかしいんですよ。
要するに中国の公船が入ってくるようになったのは国有化したからだという事をガンガンテレビで言う人が居たんだけど、いやいやそんなこと関係無く入ってきてましたけど?
だからなんでも中国様のご都合のいいように論調が作られていってしまう。
日本側から事を荒立てようとするジャーナリストが多い。
人民日報なの?あなた達。

で中国はこの2012年から一体何をやってきたのかというと海洋ステーションを12基作り始めるんですよ。
映像も公開されました。
これはだから南シナ海で起こった事と似てるんです。

そしてさらに2013年頃から今日までの間に一千トン級の大型船を40隻、日本はようやくこの2013年から安倍政権になってるんですけどこの時から元々6隻持っていたものをようやく13隻にしたんですが中国はもう40隻海警の船があります。
そしてさらに一万二千トン級の船を10隻導入予定。
一万二千トン級の船というのは日本の海上保安庁には一隻もありません。
海上自衛隊に約5隻あるのみ。

さらに去年の年末になると今度は尖閣諸島沖の接続水域で機関砲の様なものを搭載した海警が航行。
この船はもともと中国海軍の船を改造したみたいなものです。
但しこれももしかしたらもっと前から武器は積んでいたかもしれないんだけど確認されたのが今回初めて。
そして今度はとうとう軍艦になりましたという話なんですが未だに政府はなんて言ってるかというと「尖閣諸島は歴史的にも国際法上もわが国固有の領土であり云々、有効に支配している」、さらに「我が国の領土領海領空は断固として守り抜くとの決意で毅然且つ冷静に対処する」。
あのね、冷静に対処するというのは別に黙ってはんなりしてればいいという事じゃないですよ。
言うことは言わなきゃいけないしやらなきゃいけない事はやらなきゃいけない。

暴力団の抗争で返しというのがある。
つまり仕返しはしなきゃいけない。
中国には仕返しはしなきゃいけないんですよ。
同じように軍艦を仕立てていくという事も考慮のうちなんだけど、彼らの足元でもっと困る様な事を考えればいいと思う。
でも絶対やらないんだよね。
ほんと事なかれ主義。
百田尚樹さんのカエルの楽園の「ああ、これがここまで進んだんだ、この間は何ページだったけどまたここが何ページ進んだ」というのを今目の前で見てる気がして今回軍艦が来ましたって多分壁をウシガエルが登ってきてもう中腹とかじゃない所まで来てますよ。
それなのに「中国を刺激しちゃいけない、日本が変にそういう風な事をするから中国が来るわけであって日本が何もしなかったら中国は何もしない」ってここまで来てるのにまだ言ってます?

今の安倍政権も一応夜中に日本に居る中国大使を呼び出して「異例だ」とか言ってます。
ハッキリ言いますけど外務省がいくら口先で抗議したって向こうにとって痛くもかゆくもないですから。
今まで2008年から振り返ってきましたが、この間も抗議はしてるんですよ。
だけど彼らはどんどん前に来るんですから。
それを止めなきゃいけないんですよ。
こうやってじりっじりっと、海の上の国境みたいなものですけどそこから入ってくるというのはそれこそチベットでもそうだったし、まず南シナ海ですよ。
南シナ海の姿というのは明日の東シナ海なんです。
例えば1974年に中国は南ベトナムからパラセル諸島、西沙諸島とも呼ばれてますけどそこを奪った。
これはどういう時だったのかというとまだベトナム戦争が完全に終結してない時だったんですけどその前の年の春にニクソン大統領が戦争の終結宣言をしてるんです。
ですから南ベトナムからパラセルを奪っちゃってもアメリカは出てこないだろうというのを見透かして中国は取ったんですよ。

そして92年、この時には何が起きてるのかというとフィリピンを相手に、南沙諸島の六つの礁があるんですけどそこを外国人の漁民が占拠した。
ネットで検索してもらうと分かるんですけど要するに岩ですよ。
パラソルを立てて無理やりしがみつくみたいな。
この外国人は一体何者だという風に思ってたら後に中国人だと分かる。
この時期何が起きていたのかというと前の年の9月にフィリピンの国会、上院はその折からの何に煽られたか分かりません。
反米感情の高まりに押されて要するにアメリカとの間の基地協定を否決して米軍が完全に撤退するんですよ。
で、この92年の秋に完全撤退を決めてたからもうこの春の時には米軍がここから居なくなるというのが分かってるので命知らずの人たちを送り込んで住みつかせた。
似てませんか?
沖縄なんかの状況と。

世界の動きを見れば今日本がどういう状態に置かれていて、日本は何に備えて何をしなきゃいけないかは分かるはずなのに政府は言わないし国内の世論もそういう形にならないしマスコミも報道しないという三点セット。
ですから日本政府、外務省を中心にした人たちというのが今まで全然成果残せて来てないんですよ。
なのに国家安全保障会議(NSC)は基本的には外務省主体になってる、今だに。
何をあの人たちに委ねるの?
今の安倍政権もぬるいと思う、正直、ぜんぜん。

それからマスメディア。
もう90年前後の新聞を読んでると頭がおかしくなりそうな感じの事がいっぱい書いてある。
3日前の朝日新聞の社説も凄かった。
まだそんな感じの事を言ってますよ。
もう忘れようと思って忘れましたけど文言は。

カエルの楽園がまだ笑って読めてる内はまだしもあれが笑えなくなってくると、と思ってたけどそろそろ笑えなくなってきてるな。
予言の書と言われてるのも分かる。
言ってる事が向こう側もこちら側もあそこに書かれてるセリフ通りの事を言ってる。
このカエルの楽園は中学生くらいからでもお読みになれるから是非ご家族で読んで欲しいというのと、あと大人向けにはチャイナ インベイジョン 中国日本侵蝕 (講談社文庫)という小説。
この二つを読んでいただくと日本の置かれてる状況というのが非常に良く分かるし、中国との関係が今後どうなるか?未来を予言している二つの本です。
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