世界経済の安定へ結束、サミット開幕

世界経済の安定へ結束、サミット開幕
サミットですから日米をはじめとして先進諸国、特に経済力のある7か国が一堂に会するのでもちろんいくつもテーマがある。
今回は去年のパリテロサミット、それからわずか数カ月で起きたブラッセルテロも含めて、フランスのオランド大統領ももちろんお見えですからテロ対策なども重要なテーマとして挙がってるんだけどでも話の中身は実はもう分かってるんですよね。
というのはG7の中で「うちはテロ対策やらなくていいと思う」とか「テロ対策は軽視していい」と思う首脳なんか居るわけがないので、尚且つじゃあ細かく「空港のターミナルビルの警備どうしますか?」とか首脳がそういう実務の細かい点までやるわけがないからこれはもう議題に上がったというだけなんですね。

一番大事なのは間違いなく世界経済です。
そして皆さん地上波の報道にお気を付けください。
すると早速僕が予測した報道がTBSでされてる。
要するに「サミットは意味が無い。中国はこんな大きな国になったのにそこを入れないサミットなのでもう意味が薄れてるんだ」。
そんな話をしてサミットの意味を押し下げる報道をする。

サミットに対する誤解がメディアにも国民にもあって、会議がサミットだと思ってる。
そんなのは実はほとんど意味がない。
サミットってエベレストの頂上の事を言ってる。
「それぐらい高い地位にある人が集まってるんだ」。
でエベレストに登るような有名な登山家は実はあまり荷物持たない。
そうでしょ?
だって空気無いところ登るんだから。
荷物持つのは現地の人。
それを現地語でシェルパと言ってる。
だからサミットの随行者の役人の中の重要な人をシェルパと言い、そのシェルパ会合で煮詰まった話を会議でやってるだけだからそれはすり合わせるようでいて読み合せしてるのと同じで、それがそのまま首脳宣言になってサミットの決定事項として発表されるからこんなのは別にテレビ会議でもいいわけですよ。
或いはメール交換でもいい。
問題は、というか勝負どころはコーヒーブレイクなんですよ。

初めてです安倍さんは。
サミットの時にコーヒーブレイクに自分から首脳の手を引っ張ってでも二人で話をし、誰かが話してたらそこに入って行き、安倍さん決して英語上手とは言えないけどその英語で本当に日本の立場を話し、これ全然報道されないのはそもそも取材できてないんですよ。
記者は「ここまで」と言われたら「ああそうですか」と。
もう記者を特権みたいに思ってて、横文字で発表されたやつを縦の日本語にしてそれを出せばそれでOKで、そういう仕事だと思い込んでる。
「立ち入り禁止」と言われるって事はその中で一番大事な話がされるって事で、国民の知る権利を代表して行ってるんだからそこに入らなきゃいけないんですよ。
当たり前で、そんなの記者研修もへったくれもないんですよ。
人に教わる事じゃない。
記者になろうかって人間はそれ考えなきゃいけないけど、殆ど誰もしない。

発表にしても日本外務省の発表と例えばアメリカ国務省の発表と全然中身は食い違ったりするのに日本側の発表だけ書く。
だからいつも外務省にコントロールされた中身だから何言ってるか分からない。

過去中曽根総理だけがサミットで割って入る人だった。
但し写真撮影の時だけ。
当時のレーガン大統領とイギリスの鉄の女サッチャー首相がサミットで当然のように真ん中に居たらそこに中曽根さんが割って入ってど真ん中に写るか、写ろうとしたか、それが世界で有名になったんだけどそれは写真撮影。
中曽根さんは目立つことに力を入れるところがあって、安倍さんはほとんどそれ無い。
目立とうと全くしてない。
褒めてもらおうとは全然してない。
だからこれ特に若い人から高齢者まで聞いてほしいんですけど人間失敗がどれほど大事か。
第一次安倍政権で失敗したからもうウケようとか支持してもらおうとか良い恰好しようとか長期政権したいとか、長期政権はちょっとこの頃野心芽生えてるけどとにかくいい恰好しようって所が全然無くて、写真撮影の時は安倍さんそういうこと全然しないけど水面下のみんなが見てないところ、記者が取材できてない所では本当に今までの総理と全然違うんですよ。
それで考えたら安倍総理が伊勢志摩サミットで議長やるんだけどその議長やる前に自分で周っていった。
ドイツのメルケルさんに会いに、イギリスのキャメロン首相に会いに。
そこで何を話したかというと世界経済というのは実は作っても作っても売れないというのが問題。
これは難しい言葉で言うと需給ギャップと言って供給力、つまり物を作ってしかもみんなに買っていただく、売る能力もあるのに物がいらない人ばっかりがどんどん増える。
そりゃそうです。
人間はそのために努力してきたんだから。
日本人ももう冷蔵庫もクーラーも洗濯機も自動車もみんなあるから買い替え需要しかないので当然デフレになる。
作っても物が売れないから物価は下がり過ぎる。
それをどうするかというので日本アメリカカナダは一致してて、これ財政出動と言って要するに国民の税金を使って政府が需要を作り出しましょうという話なんですよ。
これ日本だとすぐ土木、土建の話だけになっちゃう、公共投資。
でもそうじゃなくて例えば雇用を作るなんてのも実は財政出動なんですよ。
ところがドイツとイギリスはそれに事実上反対してて、ドイツは特に国の借金が無いように頑張ってきたので「いやだ、国の金使わないんだ」と。
しかもメルケルさんは「難民が沢山来たおかげで内需が拡大した」って言っててこれは難民の実態と全然違ってて、有り金叩いてしかも親は来れなくて子供だけ来た難民も沢山居てそれが下着を何とか補助金で買って、それが内需拡大ですか?
メルケルさんはこれだけ守りに入るとこの先無いんじゃないかというくらいの話なんだけど「とにかく借金したくない」と、ドイツ人の考え方として。

キャメロン首相はそうは言わないけど中国マネー期待してエリザベス女王に嫌われてでも、7兆円の空約束と僕は思ってるんだけど中国からお金貰う事になってる。
中国製の危ない原発をあの狭いイギリスに建てようかという話になっててそれなのに「国がわざわざ借金して財政出動したりしません」って言ってる。

これは珍しい努力で、議長が事前に周っていってこんなに目に見える形で頑張るって無いんですが実は一点報道されてない事があって、メルケルとキャメロンのつれない態度を見て日本の財務省から安倍総理に対して「この妥協案でお願いします」と言ってきた。
「そうしないとサミットの本番で失敗しますよ?」という脅しも込めて。
大体財務省と安倍さんは今対決状態だし、消費増税しませんから。
その中身を安倍さんが見たら要するになあなあで済ませてくれと。
「お互い世界経済を安定させる意欲で一致した」みたいなね。
でも財政出動の事は事実上棚上げみたいな妥協案出してきた。
今までの総理だったら絶対それ受けるので、しかも議長やらなきゃいけないとなると肝心の伊勢志摩で紛糾したりしたら困るから受けると思ってたら安倍さんは一蹴した。
「そんなのしない。これは政治家同士でやるんだから伊勢志摩で決着着けるんだ、だから今はこれでいいんだよ。難民で内需拡大って話しもまあそのまま聞いてメルケルさんに言いたいこと言ってもらって、で伊勢志摩にお見えになった時が最後の勝負だから」。
で今までの話で分かりますよね?
本当は会議じゃなくてコーヒーブレイクの勝負だから、という事なんです。
じゃあコーヒーブレイクの中身が発表されるんですか?
されませんね?
そしてコーヒーブレイクの中身をどの記者が取材できてるんですか?
残念ながら今出来ている人を僕は知らない。
報道ぶり見ると全然その気配感じない。
じゃあ宣言に出てくるんですか?
出てくるわけがない。
宣言は、シェルパが書いたものを多少文言直してもそのまま発表するだけだから。
だからサミットの意義というのは表に出てる事じゃなくて、伊勢志摩サミットが終わって何か月かしたら「ドイツが少し公共投資を増やしてるらしいぞ?」とかイギリスがチャイナ頼みの投資だけじゃなくて日本からの投資をもっと呼び込んで例えば雇用を政府が掛かりきりで増やすとか、少し変わってきたんじゃないか?というのがサミットの成果なんですよ。
だから明日明後日に「抽象的な言葉で終わりました」とか「具体化されませんでした」とか「キャメロン首相とメルケル首相の厳しい態度は変わりませんでした」、「安倍政権がサミットの成果を持って参議院選挙をやろうとしていた思惑は外れました」。
もう予定稿を今書けるんですよ。
今から15分くらいで各社の原稿を書き上げてやりますよ。
少なくとも共同通信の記事だったら15分かからない。
7分くれたら予定稿、本記解説、実は発言要旨まで書きますよ。
それは本当じゃないって言ってんの。
関連商品 寿がきや 伊勢志摩 潮ラーメン 103g×12個
関連記事

コメント

非公開コメント