「領土問題の前進ない」露大統領報道官

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報道官が何言っててもあまり関係無いです。
これはプーチン大統領がどういう腹を持っているかという事に掛かってくる。
これまで日本側でも報道されてたのは安倍さんとプーチン大統領の個人的な関係というのは非常に良いという事。
まあ良いは良いんですよ。
安倍さんが第二次政権として首相に返り咲いてから7、8回会ってる。
ですからそれは良いんですけど、そしてプーチンは比較的安倍さんと安倍さんの親分筋に当たる森喜朗とは話をする。
だけど相手はプーチンですから。
KGBですから。
別に中の良い振りなんていくらでもするわけで、ロシア側は何を求めてるかといったら日本からの経済協力ですよね。
すでにこれまでも安倍総理はロシアに対してはかなり日本の経済人を一緒に伴って行ったりなんかして色んなアピールをしてる。
で、ロシア経済は相当大変なところに来てる。
原油安は止まらないし結局産業が無くて資源を売るだけの国ですからやっぱり日本の企業にもっと来てもらいたい。
投資と技術を持ってきてもらいたい。

今年の後にロシア側がロシアのそういった投資や色んな産業の発展のための会議みたいなものを開くんですけどそこに安倍総理を招待するという風にプーチンが発表した。
だから自分たちが欲しい物を先にどんどんアピールして取っていこうという腹だし、欲しいものを取るだけ取っちゃって領土問題をチラつかせて結果的には返さないという事を多分狙っているんでしょうけど、しかし今回これは報道官が「両国間の実務的で建設的な雰囲気を醸成して専門家の作業が前進するように」と言ってる。
この専門家の作業というのはこれから始まるわけじゃなくて実はすでにやってるんですねかなり。
で今までちらちらと情報が出てきてる様に国後、択捉を除く二島に関してはまあ何とかなる可能性が結構ある。

もう一島をプラスアルファでどうするかという話になっている。
ただもちろん日本側として原則論は全部返せというのが筋だし場合によっては南樺太もという話なんだけどそれを言ってるのは共産党だけですが。
でもそういう原則論に縛られずにとりあえずロシア側が妥協してくるところからでも取り返していくべきじゃないかという議論もある。
そこは決断の問題なんですよね。
そうはいってもあんまり簡単な相手じゃないから。
ホントに返してくるという様な事を約束するかどうか?
これが丁度一番これから正念場に入ってくる。
安倍総理としてはこれを何としても、まあ自分の政権の間に全部いくかどうか?
それから一気に答えが出るかは別にして突破口を開きたいと思ってるはずです。

でオバマ大統領が「今その時期じゃないから会うな」と言ってきたんだけど、もちろんアメリカにしてみれば今までオバマ政権が外交的に色んな失策を重ねてきた。
それに対してプーチンロシアがそこへどんどん付け込んでどんどん要するに領域拡大みたいな事まで図ってきた、クリミアを始めとして。
それから中東だってロシアにお株を奪われそうになってる。
そういうところもあるから「今はちょっと止めといてくれ」という話なんだけど今回総理が外遊するのにロシア行く前にヨーロッパに行ってる。
そして各国政府に対して財政出動を働きかけてる。
これは反応があまりよろしくないわけなんだけど、というか一番財政出動に協力してもらいたいと思ってるドイツなんかはあまり色よい返事は無くて、言っちゃなんだけどイタリアなんかは結構乗り気だったり。
でもイタリアに乗り気になられてもというのはある。
だからそういう意味でちょっと狙いが外れて入るんだけど結局これはアメリカの意向でもあるわけですよ。
日本がというよりは要するにアメリカが財政出動基調というものを作り出してそこに乗っかって行きたいという思惑もある。
ですからロシアにただ行くという事だとまあやっぱりアメリカとの雰囲気もあまりよくならないから、もちろんサミットでまた最終的には話し合いもするんだけどその前哨戦の中でアメリカの意図するところもある程度代弁しながらというようなところで顔を立てつつ「ロシアには絶対行きまっせ」という事になるわけです。
それから今の在モスクワ日本大使館の大使、上月さんというのはほぼ一番のエキスパートと言っていいと思います。
その方を去年の末の段階で送り込んでますから、歴史的な外交成果への突破口を開けるために相当力を入れている。

で6852の島の中に北方4島は含まれていて、国後、択捉は沖縄本島より大きいという島。
しかしロシアは近年特にこの島への実行支配を強めています。
ですから択捉島には二つ目の空港が出来ましたし、元々あった古い空港もウラジオストクには定期便が飛んでた。
ここが霧やなんかの影響を受けやすかった。
それが新しい空港が出来たことによってより本土とのパイプが良くなったというところがあるわけなんだけどさらに言うとこの島々特に択捉島なんかは水産加工関係の産業が大変盛んでそこには労働者として中国系、或いは北朝鮮の人たちというのもかなり入り込んでいる。

仮に奇跡的に島がポコッと日本に帰ってきたとしてもかなり複雑な問題の残るところにすでになっちゃってるんですね戦後70年を経て。
でもやっぱりなんとしてでも取り返していかなきゃいけない。

こんな事言う人が居るんですよ。
四島一括返還が筋だけど、しかし借金中々返さない人にじゃあ例えば100万円借金あります。
その人に「100万円すぐ返すのが筋だろう」というのは筋なんだけどでもこれを例えば「まずは30万」みたいな形で返させる方がいいんじゃないか?
というのは以前ロシアがエリツィン時代に一度破綻しかけてる。
あの時に要するに全然緒に就けなかった。
友好ムードを醸成するばかりで。
だからあの時に多少なりとも返させるというような事をしてれば・・・・
千載一遇のチャンスだったのを棒に振っちゃった。
それで更なるチャンスがもう一度巡ってきた。
かくのごとく定期的にチャンスは巡ってくる。
何故ならロシアは経済基盤が弱いから。
だからその都度少しずつ、蚕が桑の葉を食むように取り返していく方がいいんじゃないか?
こういう事を言う人も居る。
ですからここは日本側の政治的な決断。
それからプーチンはなかなか侮れない人なんだけど僕はほんとに強かに乗り切ってほしいと思います。
僕もちょっと考え方が傾いてきて「四島一括返還させるべきだろう」と思ってきたけどこれだけ実績が出ないという状況をずっと見ればまあ一つでも二つでもというのもアリかもしれない。
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