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違法な課税逃れ否定、英首相が議会で釈明

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ハッキリ浮かび上がってくるのはキャメロン首相がいかに慌てたか。
なもんで自分でどんどん墓穴掘ってる。
これ他のスキャンダルでも典型的な辞任に至るパターンですよね。
最初は全否定して実は証拠が挙がっているので部分的に認めてその部分について釈明したら釈明そのものが追及されてもうどうにもならなくなって辞めざるを得ない。
具体的に言うとというか逆さまに言っていくと要するに「ちょっと自分も投資してたんだ。それは利益で言うと300万円にもならないような大したことない利益だけどちゃんと所得税払いました」。
まずキャメロン首相が税金を厳しく取り締まる側の行政をやってたという問題もあるんだけどそれは置いておいてもいい。
そもそも300万円弱の儲けがこれっぽっちなんだというニュアンスでイギリスの議会でもずっと発言してるけど、これ火に油を注ぎますよね?
普通のイギリスの庶民にとって300万円の儲けというのは大したことない儲けなんですか?
そんな人あまり居ないでしょ?
しかもイギリスは実は階級社会で元々土地を持ってる富裕層はずーっと貴族の身分で永遠に富裕層で、働いても働いてもそこに届かないという膨大な庶民が居て、その膨大な庶民の層からしたら濡れ手に粟で300万円儲かるという話が小さいとはとても思えないわけですよ。
しかもここでズルズル繋がるのは300万円の儲けが小さいと思ってるキャメロン首相はもっと大きな儲けがあってそれと思わず比較してるから300万円は小さく見えるんでしょ?
これは下種の勘繰りじゃなくて捜査の常道だし或いはジャーナリズム或いは調査報道の基本に係わる事で、僕の印象だけじゃなくてイギリスの政府内部でももっと大きな資産隠しがあるであろうという話になってる。
それは例えばまさしくイギリス領のバージン諸島でパナマよりもっとやり易いんじゃないかという話もある。
だからキャメロンの最新の発言が一番ヤバい墓穴になってて、アメリカは自分に火の粉が降りかかってるけどシャカリキになってみんなパナマ文書の事で駆けずり回ってて、これあくまでアメリカで一部で一部の見方ですけどサミットに来るときはイギリスの首相は変わっているだろう。

問題はキャメロンが辞める辞めないよりもEUが壊れかねないという話になるんですよ。
何故かというとメルケル首相が突然「難民は全部ウエルカムだ」と言った。
しかし今一番苦しんでるのは難民自身で、来いと言われたから行ったのに今度はトルコに連れていくとか、流れ流れてデンマークに入ろうとしたら今度は身ぐるみはがされる。
ドイツの本音はこれで60万人の労働力が手に入ると思ってたら実際にはすでに300万人前後がドイツに入ってるんじゃないかと言われてる。
そうすると受け入れ能力を突破してて例えばドイツの南部の方はものすごいきつい対応になっててこれも奈落の底に落ちるような、ドイツが戦後71年間ずっと保ってきた、少しずつ少しずつ地位を上げてきた、それがドーンを墜ちるんじゃないか?
そういう事まで感じる空気になってる。
だから結果として今ドイツで起きてるのは極右政党が突然、女性党首なんだけど地方選挙で勝って、フランスは有名なマリーヌルペンという非常に才能のある人がお父さんを否定して見せることによって社会の各層を取り込んでフランス初の女性大統領になれるかもしれない。
ドイツもフランスもこれらの政党は今難民排斥と言ってるけど根本はEU脱退なんですよ。
そうするとキャメロン首相はイギリス国民がもうEU出たいと言ってるのを食い止めるために国民投票も含めて頑張ってたのがこれでキャメロンが失脚すると少なくとも次の首相は何やるか分かんないけどキャメロンと違う事をやろうとするのが普通ですよね?
そうすると何年か先にはEUはイギリスとドイツとフランスが居ないという事になる。
これでEUですか?
居るのはギリシャとかポルトガルですよ?
日本では散々評論家や政治家が「EUを見ろ、戦争責任を反省したドイツを中心にしてみんなで仲良く国境も無い素晴らしい所になったじゃないか」と言ってた人が今一言も言わないってのがこれが日本のメディアと言論界の病気で、自分の言った言葉に責任を持ってない。
国境が無いという宣言協定によってどれぐらいテロリストが自由に行き来して、検問も何も無いからベルギーの武器庫からどんどんパリに入って行く。
そういう事が起きてるのになんにも触れないし、EUというのが本当は大いなる間違いであったんじゃないか?
それを考えたらましてやキリスト教と共通項の無いアジアで東アジア共同体と言ってしまう鳩山由紀夫元総理も含めてちゃんと現在の問題と絡めて話をするべきだと思います。
関連書籍 EU騒乱: テロと右傾化の次に来るもの (新潮選書)
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