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著名女性弁護士を正式逮捕、中国

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確かに国際社会から懸念の声は上がってるんですけどこれも北朝鮮の問題と同じで本来圧力を掛けるべきところが全然機能してない。
北朝鮮の場合ある意味では金一族の完全な独裁体制。
もちろんそれを中心にした権力闘争がある。
少なくとも金正恩と安倍総理のトップ会談みたいなものが実現することによって事態が大きく動く可能性がまだ一応残されてる。
ただ中国の場合はもっと全然違う局面になっちゃって国際社会にずっとビジネスを中心にして開かれた中国としてもうずいぶん長らくやってきたわけじゃないですか。
最近アメリカでかつて親中派だった人たちの悔恨を含めた本なんかが出てるので要するにアメリカの親中派と言われてた人達の考え方としては「中国は豊かになればまともになるんじゃないか?」と。
でも全くそうじゃありませんでしたって話なんですね。
ですから前に書いた北朝鮮の話ともつながるんですけどアメリカや日本が自分たちと同じような地平で中国や朝鮮を考えちゃいけないんですよ。
全然違うんだから。
外務省の人たちはやくざ者の映画でも見て勉強したほうがいいと思う。
だって時代をものすごく逆戻りしてるわけでしょ中国のこの状況。
今や文革時代さながらにみんなが当局に密告するような時代になっていくんじゃないかという恐怖を持ってる。
この人権派の弁護士や活動家の人たちだけじゃなくて今一番話題になってるのは香港の書店経営者の失踪事件です。
あそこというのは日本人でも結構立ち寄る人が多い。
要するにあそこに行ったら色んな本が手に入るし、今回拘束されたと言われている人達だって単なる知識人とも違って事情通と言ったらいいのかそういう人たちだった。
香港という一国二制度って言ってた体制の所でもこういう事が起きてくるというのはまさしくもうどんどん中国が、アメリカが思い描いた或いは日本の親中派も含めて思い描いていた物とは全く違う方向に行ってしまってる。

最近では日本人でもスパイ容疑を掛けられて拘束されたり、日本に居る在日中国人もあっちに行って半年帰ってこなくなっちゃったり。
こういう事も一連の習近平体制の中での中国の過去へ逆戻りしていくような動き。
一方では日本に中国人が来て爆買いしているなんてことが起きてる。
つまり何が言いたいかというと北もそうだし中国もそうだけど、じゃあお金を持って豊かになったら、衣食足りたら礼節を知るのかといったらそうじゃない人たちが居るって事なんですよ。
そうじゃない国があるしそうじゃない支配者が支配している世界がすぐ隣にあるという事、そこを前提に物事を全部考え直さないとダメなんですよ。

拉致問題に関しても結局日本側の約束なんて何も履行される雰囲気が無い。
恐らく金正恩はこの事を日本側に調査して報告するなんて気は今のところ毛頭無いですよ。
じゃあそれをさせるためにどんな手が日本側に残されてるのかと言ったらほとんど無いんですけど例えば制裁を復活させたところで日本だけがそれをやったって向こうは困らない。
だから前に書いたようなウルトラC、横田早紀江さんも「ぜひトップ同士で話し合いでもしてほしい」という風に集会でも訴えられたそうですけど。
どういう筋を使ってでも安倍さんがやっぱり今年中にそれこそ平壌に行ってでも或いは金正恩を呼び出せるならそれはその方がいいですけど日本と北朝鮮が直接話をする特にトップで。
下の人たちで何を話したって無駄ですよ。
だからトップ会談を実現させる。
そしてアメリカは丁度政権が交代する時期じゃないですか。
そういう間隙を縫うという様な事も含めて日米間の枠組みも結構ですよ。
でもこれで何十年時間を浪費してるかという事を考えたらそこはもっと大胆に日本が一歩前に踏み出さないとダメですね。
そして中国に関してもつい最近尖閣に来る中国の軍艦に対して日本が「海上警備行動取るよ」という事を言ったら中国の外務省の言ってる事が変わってきてますよね。
「いやいや何事も話し合いで」ってあんたたちが話し合いをしてないでしょって話しなんだけど。

もちろん日本の安全保障って観点もあるけどそれと合わせ技で中国国内の人権問題に対しても日本がもう少し乗り出していくときに来てるんですよ。
何故ならアメリカは民主党政権だったでしょ?
オバマさんが政権を取ってから実はアメリカの中国に対する人権問題の圧力の掛け方は弱くなってるんです。
強くなるだろうとみんな期待したんですけど全く逆です。

アメリカの民主党にナンシーペロシというお姉さまがいらっしゃるんですけどこの人が大変なゴリゴリの人権派で物凄いリベラルの急進的な人。
この人が中国の人権問題特にチベット問題に対して90年代から凄く強力に批判を展開してる。
90年代に中国で女性会議をやったことがある。
その時ナンシーペロシがヒラリークリントンに対して「中国でそんな事をやるのはとんでもない。とにかく中国には解決させなきゃいけない人権問題があるんだからあんた甘すぎるわよ」という事を言ってきたくらい強行に人権問題を訴えてた人が数年前に議会のトップになったんですよ。
さあいよいよナンシーペロシが出てきたのでこれでオバマ政権と合わせてどれだけ人権問題で中国に強い圧力を掛けてくるだろうかと思ったら全然でした。
ですから人権問題というものをアメリカもカードとして殆ど使う能力を失いかけている。
一応ついこの前一線を引きかけているナンシーペロシが突然、中国側のお膳立てもあってチベットに行ったりなんかしてる。
アメリカは一応例えばチベットのラサにいずれ領事館を作るという目標を書いたチベット関連法なんてものも持ってるけどでも全然それも有名無実化してるんですよ。
チベットでは相変わらず焼身の抗議も続いてるしそしてこのニュースのように中国自体でも人権派と言われる人たちがどんどん逮捕されている。
今回のこの女性弁護士に対してはアメリカの国務省も声明を出したりして抗議したりしてますよ。
だけど過去にもそういう人って何人か居たわけです。
例えばウイグル人の活動家のラディアカーデルだってアメリカが圧力掛けて一応彼女の事は出させましたよアメリカから。
じゃあウイグル人に対する人権問題、人権状況良くなってるか?
全然良くなってない。
だからこれは国際社会が今後別にいきなり軍事介入しなくていいけど、要するに中国で商売するという事にみんな目が眩んでこの問題に対してだって本気で中国に対して圧力なんか掛けてきてない。
口先だけの話なんですよ。
次回に続きます
関連書籍 チベットの焼身抗議 (太陽を取り戻すために)
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