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国際養子縁組

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ブラットピットとアンジェリーナジョリーが外国の子供を養子にするという事もニュースになりました。
アメリカではそれが盛んなんですよね。
日本は養子そのものがハードルが高いので国際的な養子縁組はあまり無い。
むしろ日本の場合は国内で施設に居る子供を養子にしようとしても結構ハードルが高い。
アメリカは年間11万から12万人くらいの養子縁組があります。
日本は件数的には7から8万件くらいあるんですけど日本の養子と言うのは圧倒的に大人になってからの養子縁組なんです。
だから子供の養子と言うのは大変少ないんですね。
それにはいろんな制度上の壁がある。
アメリカはそうではなくて12万人居るうちの2万数千件は外国からと言われているんですよね。
これはかなり多い。
それは思想的に子供と言うのは血縁ではなくて「愛でその親子関係は作るものなんだ」というある種の思想があるからできている。

アメリカでよくやられる国際養子縁組。
この2万件の中から一番養子を多く供給してくる国と言うのは中国なんですよね。
大体6000件くらいは中国から来ている。
そして中国国内の子供を養子縁組としてマッチングさせる専門の業者が居るんですね。
大体渡航費用も含めると最低2万ドルくらいは掛かる。
では供給側の中国はどうなってるのかと言うと基本的には一人っ子政策があって一人っ子以外は戸籍が貰えない。
だから子供が産まれてもどうしようもないわけですよ。
そういう子を里子に出すと言うルートもあるし一方では子供さらいが多い。
中国では大体20万人くらいの子供が年間で行方不明になると言われているんですよ。

1997年に中国の広東省の広州の五つ星のホテルに泊まった人の話によると、泊まった次の日の朝朝食に降りていくじゃないですか。
そしたらその朝食を食べるところに窓際に長いテーブルが一つあって、ある人たちが陣取ってるんですよ。
どういう人たちかと言うとアメリカ人の30代くらいの夫婦がダァァァァァっと居て全員赤ちゃん抱いてる。
そして赤ちゃんは全員東洋人の顔してるんですよ。
90年代に法律改正があってずいぶん盛んになったんですね。
その現場はあまりに異様だった。
でも子供をどうしても欲しいと言う人たちにしてみればそれは念願がかなったという場面なんでしょう。

2007年に同じホテルに泊まった人が居ます。
そこではどんなことが起きていたかと言うと朝食のテーブルで一団になってるんじゃなくてホテル中がそうなってた。
ホテルのいたる所に小さい中国人の子供や抱かなきゃいけないような赤ちゃんを連れた白人の夫婦やカップル。
さらにゲイのカップルも含めて沢山。
そういう人たち専用のホテルになっちゃったの?くらいの感じです。

しかし近年中国の子供の養子縁組が減ってきてます。
これは絶対数が減ってきていると言うよりもほかの国の方が増えてきている。
中国の子供を希望してもなかなかうまくいかない。
と言うのは時間が掛かるようになってきた。
どういうことかと言うと中国でもそれなりに経済的に豊かになってきている若い親たちは子供を大事に育てたいわけですよ。
だから人さらいにさらわれちゃいけないという事で凄くプロテクトをする。
それからどうも問題があってアメリカ側でもちゃんと子供を育ててる人が大半なんですけどやっぱり虐待とか色々ある。
人によってはそれを目的に子供を取ってくるという事もあってこれがかなり問題化されたんですよ。
間に入っていた業者もずいぶんクレームを受けたり市民団体からもかなりの批判を受けて業者が潰れたりした。
それから中国側のブローカーがかなりとんでもない。
そういう事もあって少なくなってきてる。
ですけど中国と言うのは色んな意味でまだまだ闇と言うものはあるし感覚が我々とずいぶん違うんですよ。
「20から30万で買えるよ」という様な事を平気で言ってきたりする人も居るんですよ。
それでも日本人に貰われて幸せになるんだったらいいんじゃないか?という合理精神もあるんですよ。

関連する話で、女の子はいっぱい供給できるんですよ。
中国は基本的に男の子主義だから。
男の子に家を取らすという事なので女の子要らないんですよ。
男の子偏重社会なんですね。
だから女の子が市場に出されるって事が多い。
女の子に関して付いてくる条件が母親がドラッグをやってない人みたいな感じでかなりデザインベビー的な感じで捉えてる人が多い。
特にウイグル問題でも出てくる西方の少数民族と言うのは中国人と言っても民族的に中国人じゃないわけですよ。
トルコ系じゃないですか。
白人に近いんですよ。
そういう地域の子供をリクエストしてくる人も多い。
だからアメリカ人のほうもまるで血統書付きのペットを飼うような感覚でそういうマッチングが行われていてそういうビジネスが成立している分だけでも年間5000から6000件ある。
顧客としての登録は莫大にあるわけですよ。
それを今までは中国が供給国ナンバー1で来たんだけど今はロシアそれからアフリカの国々例えばエチオピアとか。
こういう国からの供給も非常に多い。
中国で減ってきたという中国側の事情については今は調査中と言う感じです。
詳しいことが分かったらまた記事にしたいと思います。
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