FC2ブログ

広島平和式典。米国務次官初参加「忘れられない」

20150808_0006_m.jpg
これを「やっぱりアメリカ人も反省してるんだなあ」ということで素直に受け取るだけではいけないと思いますね。
彼は軍備管理とかを担当してるわけでしょ。
当然核武装国をこれ以上増やしたくないということを念頭に置いて発言してると思いますね。
国際政治を動かしてるのは核武装国なんですね。
核武装してない日本は核武装国の決めたとおり国際貢献をさせられ、核武装国が決めたとおりに資金の提供を求められてるわけですね。
だから国際政治を動かすためには核武装しなければできないですよね。

核というのはアメリカとかソ連は別ですけどそれ以外の国にとっては一種の防衛兵器でもありますよね。
つまり報復兵器です。
最終抑止力ともいえます。
だから「うちがやられたらあんたの国に勝てないけどいざとなったら核をぶち込んで報復するぞ。」
ですから核を持ってる国には大国もそう簡単に手出し出来ないということがあるんですよね。

核というのは実際に70年前に2発使われました。
その後70年間一度も使われてないのはやっぱり人類もそこまでバカじゃないのかなという気もちょっとします。
ただ最近のアメリカの世論調査で若い人たちは広島長崎の原爆の使用に関しては「あれは間違いだった」という声が非常に増えてます。
だから民間人の向けて攻撃をするというのは明らかな戦時国際法違反なんですね。
そういうことをアメリカはどんどんやったということは恥ずべき事だし隠したいと思うと思うんですよね。
だからそれがどうしても必要だったということをアメリカは正当化しなきゃいけない。
じゃないと自分の国を否定してしまうことになるから。
先代のブッシュ大統領でも「広島に原爆落としたことを日本に対して謝らないのか」と言われたときにIm not sorryと言ってました。
「謝らない」ということでしたから。
国際政治の場では謝るということはカネを出すということですからね。
日本は謝ったら終わると思って発言してる政治家が多いわけですけど謝るということはカネを出すということですよね。
アメリカなんか交通事故でも絶対謝らない。
「あっ、すいませんでした」
この一言がえらいことになるんですよね。

そして核兵器に関してニュークリアシェアリングシステムというのがある。
これにはドイツイタリアオランダベルギートルコが入ってる。
これはアメリカの核兵器を常時使って訓練をしてるんですよ。
いざとなったらアメリカがこれらの国に核兵器を渡す。
デュアルキーシステムとかニュークリアシェアリングシステムとか呼ばれてるんですけどやってるわけです。
日本とドイツとかイタリアとは条件が違うわけですよね。
日本も自ら核兵器を持たないんであれば非核三原則とか言うのを辞めて、日本にも持ち込んで訓練させなさいと。
それでいざとなったら日本に渡してくれと。
核を中国が使う、或いはロシアが使うとなったら日本は報復するぞという形をとることが核抑止で、戦争の発生を未然に防ぐことになると思いますね。
ドイツとかイタリアはいわゆるNATOに入ってますからね。
NATOはアメリカも入っている軍事同盟ですからね。
つまりNATO一国がどこかの国に攻められたらNATO加盟国全部がその国を防衛するというすごくいいシステムで、戦争抑止の最高のシステムですよね。
集団安全保障というやつですね。
だから軍事同盟というのは昔みたいな日独伊三国同盟とは時代が全く違います。
今の軍事同盟は戦争抑止のための同盟なんですね。
ということが全然わかってない。

ニュークリアシェアリングシステムが存在するということはアメリカも関係国も明らかにしたくないんですよね。
よそにもやらせろと言われるから。
日本も当然やらせろというわけですよね。
だから明らかにしない。

とにかく国務次官の発言をそのまま額面通りに受け取るだけでは見えてこないということです。
核武装国の間では国際社会の揉め事とか決まりごとは「俺たち少数の核武装国だけで決めような」といういわゆる核クラブと言われる中で暗黙の了解があるんですよ。
だから核武装国をこれ以上増やしたくない。
日本みたいに核武装してない国が非核三原則とか核兵器廃絶とか言ってくれれば「どうぞやってください」と向こうは大喜びですよ。
「日本も核武装したい」という意思を示しただけで日本の外交交渉上の立場はすごく強くなりますよ。
自ら外交交渉のルールを縛ってるようなもんですよね。
関連記事

コメント

非公開コメント